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河野太郎デジタル相はデジタル行財政改革担当相兼任、復興相に土屋品子氏

村井英樹氏
村井英樹氏

岸田文雄首相が13日に実施する内閣改造で、19人の閣僚の顔ぶれが固まった。河野太郎デジタル相に、デジタル技術を活用して国と地方自治体の役割分担を再整理する「令和版デジタル行財政改革」を推進する新設のデジタル行財政改革担当相を兼務させる意向を固めた。新しい内閣の看板政策となる。土屋品子衆院議員を復興相に起用する。

また、新藤義孝元総務相を経済再生担当相に起用することを決めた。

参院枠では、自民党の武見敬三元厚生労働副大臣=参院東京選挙区=を厚労相、松村祥史元経済産業副大臣=参院熊本選挙区=を国家公安委員長にそれぞれ起用する。武見氏、松村氏は初入閣。武見氏は当選5回で、麻生太郎副総裁が率いる麻生派(志公会)に所属。松村氏は当選4回で、茂木敏充幹事長が率いる茂木派(平成研究会)に属している。

また、加藤鮎子衆院議員をこども政策担当相に起用することも決めた。加藤氏は初入閣。

また、伊藤信太郎衆院議員を環境相、盛山正仁衆院議員を文部科学相にそれぞれ起用する。宮下一郎元内閣府副大臣を農林水産相、鈴木淳司衆院議員を総務相にそれぞれ起用することも決めた。4氏はいずれも初入閣となる。

外相に上川陽子元法相、防衛相に木原稔衆院議員をそれぞれ起用することを決めた。また、西村康稔経済産業相を留任させることを決めた。

自民党の二階俊博元幹事長が率いる二階派(志帥会、41人)に所属する小泉龍司衆院議員(埼玉11区)を法相に、自見英子参院議員(比例)を地方創生相にそれぞれ起用する方針で、いずれも初入閣となる。

また、衆参の官房副長官の後任については、衆院は木原誠二氏に代わって村井英樹首相補佐官を、参院は磯崎仁彦氏に代わり森屋宏参院議員を、それぞれ起用する。複数の政府関係者が明らかにした。村井、森屋両氏は前任の2氏と同じく、首相が率いる自民の岸田派(宏池会)に所属する。

首相は、松野博一官房長官を続投させる方針も決めた。自民の萩生田光一政調会長も続投させる。高市早苗経済安全保障担当相も留任させる。

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