著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材し、アイデンティティーや家族の絆を見つめる。初めて明らかになる事実に、驚きあり、感動ありのドキュメント。
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生まれたときから母子家庭で育ったという草刈正雄。父は日本に駐在したアメリカ兵で、母からはずっと「朝鮮戦争で戦死した」と聞かされ、写真さえ見たことがなかった。多くを語らぬまま母が亡くなって13年。正雄は番組への出演を通じて、父を知ろうと決心した。
正雄によると父の名前は「ロバート・トーラ」。しかし、スペルが分からないという。取材は難航を極めるが、ある追加情報が決め手となり、ノースカロライナに住む父の親族にたどり着く。正雄はスタジオでロケの映像を見て、初めて父の顔写真と対面する。名前は「ロバート・H・トーラー」。伯母やいとこの存在とともに、父が朝鮮戦争から生還していたという驚きの事実を知る。
さらに、父・ロバートは福岡の築城空軍基地に駐留していたことが判明。そこで母・スエ子と出会い、恋に落ちたと思われる。新しい命も授かり、幸せな将来を思い描いていたスエ子。しかし、ある時から2人は別々の人生を歩むことになる。
その背景をロバートの姉で97歳になるジャニタが初めて語る。さまざまな事情が絡み合い、スエ子との別れを選んだロバート。実はジャニタにも、2人の別れに責任を感じる理由があるという。初めて知る事実の連続に、ゲストの正雄もMCの今田耕司も言葉を失う。それでも正雄は「父と母が愛し合っていたことが分かってよかった」「長い間の謎が全てとけた」と涙を流す。
スタジオでは、97歳の伯母ジャニタから託された手紙が代読される。涙を拭きながら聞いた正雄は、数日後、大きな決断をする。(TVnavi)
「ファミリーヒストリー」
NHK総合 8月14日(月)午後7:30~8:42ほか