北朝鮮メディアは6日、金正恩朝鮮労働党総書記が3~5日に、超大型大口径放射砲(多連装ロケット砲)の砲弾生産工場など複数の重要軍需工場を現地指導したと伝えた。金正恩氏はロケット砲などの生産で成果を上げていると高く評価した。最新兵器を量産する能力の向上を強調する狙いとみられる。
金正恩氏は軍需工業政策の中核目標の遂行状況を調べたとしている。
他に巡航ミサイルと無人機のエンジン生産工場や新たな狙撃用兵器、ミサイルの発射台付き車両(TEL)の生産現場を訪れた。通信や家電器具工場の建設も現地で指導した。
北朝鮮メディアは、金正恩氏が狙撃用ライフルを発射している場面のほか、ロケット砲弾やTELが並ぶ工場を視察する写真を公開した。(共同)