山梨県、山梨大の島田学長を功績者表彰

山梨県の長崎幸太郎知事(左)から胸章をかけられる山梨大の島田眞路学長=27日、甲府市(平尾孝撮影)
山梨県の長崎幸太郎知事(左)から胸章をかけられる山梨大の島田眞路学長=27日、甲府市(平尾孝撮影)

山梨県は27日、山梨大の島田眞路学長が、高等教育の発展や新型コロナウイルスに県とともに対応するなど顕著な功績を残したことから、「県政功績者」として表彰した。長崎幸太郎知事は県庁内で島田氏に対し、市川三郷町伝統工芸の手すき和紙で作成した表彰状と甲州貴石切り子や18金、郡内織物などを使って現代の名工が作成した胸章を贈った。

島田氏は皮膚科が専門の医師で、山梨大医学部の医学科長などを経て平成27年4月に学長に就任。今年度末に任期満了を迎え、学長を退任する。

学長として山梨県立大との連携などに取り組んだほか、コロナ禍で医療強化型宿泊療養施設の運営などで、県内の医療提供体制の増強を図ったことを評価し、今回の功績者表彰となった。

島田氏は「コロナ対策では県との連携がよく、さまざまな対応が可能となった。学長を退くが、大学の顧問に就く予定で、コロナ感染拡大があれば、今後も対策に取り組みたい」と語った。

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