長野・須坂市動物園 飼育員日誌

インドクジャク 羽を広げるのは朝と夕?

インドクジャクの「パプリカ」(雄)=須坂市動物園
インドクジャクの「パプリカ」(雄)=須坂市動物園

先日、インドクジャクの雄が羽を広げ始めました。クジャクの雄は繁殖期になると、雌にアピールをするためお尻についた飾り羽を広げます。繁殖期は3月から7月までですので、少し早めの行動です。

飾り羽には目玉のような模様が付いていて、長い羽根から短い羽根まで数段重ねになっています。個体にもよりますが、その羽根の数はなんと180本。180個の目玉が付いていると考えると少しゾッとしますね。

春先によく「クジャクはいつ羽を広げますか?」と質問をいただくのですが、雄が羽を広げるタイミングは、飼育員にも分かりません。クジャクは雌への求愛や誇示活動などのために羽を広げるので、正直、雄の気分次第でタイミングは変わってしまいます。

しかし、須坂市動物園でクジャクを担当していると、なんとなく朝と夕に広げることが多い気がしています。

クジャクが羽を広げている姿が見たい方は、朝か夕に来園されるといいかもしれません。(飼育ふれあい係 小椋大玖)

会員限定記事会員サービス詳細