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台風15号、静岡で記録的大雨

一部が崩落した二俣川にかかる橋=24日午前11時20分、浜松市天竜区
一部が崩落した二俣川にかかる橋=24日午前11時20分、浜松市天竜区

台風15号の影響で、静岡県では23日夜から24日朝にかけて記録的な大雨となった。掛川市で土砂崩れなどで男性2人が死亡、浜松市で3人が軽傷を負った。他に軽トラック運転の男性1人の安否が不明。23日夜に一部で運転を取りやめた東海道新幹線はのぞみとひかりが正午ごろまで運休、東京駅の「列車ホテル」で夜を明かす人も出た。台風は24日午前、温帯低気圧に変わったが、気象庁は大雨などに引き続き厳重な警戒を呼びかけた。

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気象庁によると、静岡市駿河区では早朝までの12時間に観測史上最多となる404・5ミリを観測。平年の9月降水量の約1・5倍に当たる。他にも静岡市葵区392・5ミリ、藤枝市391・5ミリ、森町353・5ミリなどで最多となった。24日早朝には県中部で線状降水帯が発生した。

静岡県によると、警戒レベル5の避難情報「緊急安全確保」の対象は最大で浜松市などの70万人超、避難指示の対象は静岡市などの108万人超に上った。

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