エンクミの愛称で知られる女優の遠藤久美子(44)が、坂口健太郎と杏がダブル主演する月9「競争の番人」(月曜後9・0)の第8話(29日放送)に高橋努、今井悠貴とともにゲスト出演。フジテレビ制作の連続ドラマに初登場する。
公正取引委員会の職員である小勝負(坂口)の少年時代の母・朋子を演じる遠藤は、1995年にデビュー。90年代のバラエティー全盛の時代には多くの番組にレギュラー出演してきた。2012年から東宝芸能所属となり、本格的に女優業をスタートさせた。
「子供にとって家族はその後の人生を変えてしまうほど多大な影響を与え、少年時代に起きたあることがきっかけで今につながっている。台本を読み終えた後は心が苦しくなった。家族を愛し、主人とともに息子の成長や幸せを心から願う母親でありたいと思いながら演じさせていただいた。壊れたあの日々から正義を取り返して未来の力となりますように」
ドラマについて、実生活でも子供を持つ遠藤ならではのコメントだが、いよいよ最終章に入る8話からは、小勝負のベールに包まれた過去が明らかになっていく。
小勝負は20歳で司法試験に合格。東大法学部を首席で卒業というエリートだが、公取委・第六審査長の本庄聡子(寺島しのぶ)だけが彼の過去を唯一知る人物だった…その謎も明かされる。
「小勝負の家族は温かく笑顔が絶えない家族にしたかった」という野田悠介プロデューサーの言葉も今後のヒントになっている。
新進気鋭の作家、新川帆立さん原作のドラマ。29日にはシリーズ第2作となる「競争の番人 内偵の王子」が発売される。
(産経デジタル)