NHKは11日、令和6年に放送する大河ドラマのタイトルを発表した。平安時代に世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く「光る君へ」で、主人公の紫式部を吉高(よしたか)由里子さん(33)が演じる。吉高さんの大河ドラマ出演は平成20年の「篤姫(あつひめ)」以来2回目。脚本は大石静さんが手掛ける。
作品では紫式部のパートナーとして、平安貴族の代表的存在である藤原道長が登場。源氏物語の主人公、光源氏のモデルの一人ともいわれる道長と紫式部の関係を軸に、華やかな平安絵巻が描かれる。
吉高さんは記者会見で、「たくさんの人に共感していただけるような主人公を表現できたらいいなと思っている」と意気込んだ。脚本の大石さんは、紫式部と藤原道長に触れて「ツインソウルのように絡み合う2人の感情を描いていきたい」と語った。