ヤンキー家族に宇梶剛士、鈴木紗理奈ら ハマりすぎ!?

「ナンバMG5」に出演が決まった宇梶剛士、原菜乃華(右)、鈴木紗理奈
「ナンバMG5」に出演が決まった宇梶剛士、原菜乃華(右)、鈴木紗理奈

俳優の宇梶剛士(59)が、4月13日にスタート(初回15分拡大)する間宮祥太朗主演の水10ドラマ「ナンバMG5」(水曜後10・0、フジテレビ系)に出演。初のヤンキー役に挑む。

宇梶はかつて構成員2000人の巨大暴走族の総長だったことで有名だが、「これまで随分と悪役はやってきたけれど“ヤンキー(オヤジだが)”役は初めて。遠い記憶を呼び起こしてあの頃見た景色を今この現代に再現できれば。頑張ります」と照れながら話し始める。

ドラマは「本当はヤンキーをやめたい」と思っている主人公の難破剛(なんば・つよし、間宮)の生きざまを描く、これまでのヤンキードラマとは一線を画した新“痛快コメディー&人間ドラマ“。宇梶は父の勝を演じ、母役に18年ぶりの同局ドラマ出演となる鈴木紗理奈、妹役に若手女優の原菜乃華も発表された。実は、難破家は地元・千葉では知らない人はいない“コワモテ”ファミリーなのだ。

宇梶は総長を辞めたあと、役者を志すことになり菅原文太さん(2014年死去、享年81)の弟子を経て芸能界デビュー。最近では「半沢直樹」「逃げるは恥だが役にたつ」などヒットドラマに出演。存在感のある俳優として成功した。

役への意気込みを再度聞かれると、こう答えた。

「この物語で描かれていくのは決意、実行、苦難、そして友や家族との絆。もちろん、笑いも。立場や外見は人間の衣でしかない。主人公に自分を重ね合わせて見てください。挫折しそうになっても諦めない剛への応援をよろしくお願いします」

経験値からの言葉は深く、重い。

同局の栗原彩乃プロデューサーは「いまだかつてこれほどまでに“最強のヤンキー一家“の名にふさわしい家族がいたでしょうか。たたずまいからして圧倒的“最強”オーラを放つ宇梶さんには強面だけど感動屋の父ちゃん。気さくで笑顔がすてきな紗理奈さんには一本気で料理上手な母ちゃん。そして普段はおしとやかな原さんがどう気合いの入った妹を演じてくれるのか。にぎやかな難破家の食卓シーンは大きな見どころの一つになること間違いなし」と話す。

本広克行演出のもと、ほかに神尾楓珠、森川葵、森本慎太郎(SixTONES)ら。

「やんごとなき一族」に出演の石橋凌、木村多江(右)、倍賞美津子
「やんごとなき一族」に出演の石橋凌、木村多江(右)、倍賞美津子

一方、土屋太鳳主演で4月14日スタートの木曜劇場「やんごとなき一族」(木曜後10・0)には石橋凌、木村多江、倍賞美津子が出演する。

ドラマは、主人公の佐都(さと、土屋)が庶民の家庭から女流社会の深山(みやま)家に嫁ぎ、複雑な人間関係に翻弄されながらも夫の健太(松下洸平)とともに奮闘する姿を描く。

石橋と木村は物語のカギを握る一族の当主夫妻、倍賞は深山家のしきたりを重んじる厳かな祖母を演じるが、3人は木曜劇場への出演がそれぞれ10、15、12年ぶりとなる。

昨年公開の映画「哀愁しんでれら」で土屋と父子役で共演した石橋は「今回は義理の父という役どころで対峙する関係性でもある。前とは違ったお芝居になると思うので楽しみ」と話し、「作品を通して“格差や偏見といった不条理がいかにつまらないことか”というメッセージを伝えられたら」と付け加えた。

(産経デジタル)

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