日本三名瀑の一つとされる茨城県大子町の袋田の滝が凍結し「氷瀑」となっている。2012年以来となる待望の完全凍結とはなっていないものの、2月に入り約9割まで凍った日も。自然が織りなす芸術的な白壁が観光客らを魅了している。
高さ約120メートル、幅約73メートルの岩壁を4段に落下することから「四度の滝」の異名を持つ。「袋田観瀑施設」によると、8日午前の凍結は約8割。午後に日が当たり解けた氷塊が落ちて「ドーン」という音を響かせると、驚きの声が上がった。
千葉県印西市からバイクで訪れた自営業の男性(43)は「凍るなんて知らなかったのですごくラッキー。他の滝とは全然別物」と感動した様子だった。ただ、観瀑施設によると、人出は新型コロナウイルス禍前の7割ほどだという。