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水島新司さん死去、82歳 「ドカベン」など野球漫画で人気

2002年12月、水島新司さん(左)と香川伸行さん(プロ野球・元南海捕手) =都内(尾崎修二撮影)
2002年12月、水島新司さん(左)と香川伸行さん(プロ野球・元南海捕手) =都内(尾崎修二撮影)

「ドカベン」「あぶさん」「野球狂の詩」などの野球漫画で知られる漫画家の水島新司(みずしま・しんじ)さんが10日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。82歳。新潟市出身。葬儀は家族のみで行った。喪主は妻修子(しゅうこ)さん。

18歳で漫画家デビュー。子どものころから大の野球好きで1970年、剛速球投手の藤村甲子園を主人公にした「男どアホウ甲子園」で人気を得た。

女性投手の水原勇気が変化球を武器にプロ野球で活躍する「野球狂の詩」、山田太郎ら「明訓高校」の個性的な球児たちが甲子園で戦う「ドカベン」、大酒飲みの強打者、景浦安武がパ・リーグでプレーする「あぶさん」などヒット作を連発した。

昭和55年7月、プロ野球・日本ハム―南海・試合前練習で南海・香川伸行捕手(左)を取材する漫画家・水島新司さん =後楽園球場
昭和55年7月、プロ野球・日本ハム―南海・試合前練習で南海・香川伸行捕手(左)を取材する漫画家・水島新司さん =後楽園球場

甲子園で活躍した香川伸行さんが山田太郎と体形が似ているなどとして「ドカベン」の愛称で親しまれ、水原勇気に憧れて野球を始める少女が増えるなど球児らに大きな影響を与えた。

甲子園球場で新潟明訓を応援する水島新司さん(左)と香川伸行さん =1991年8月
甲子園球場で新潟明訓を応援する水島新司さん(左)と香川伸行さん =1991年8月
2009年3月、「イースタン・巨人-西武」の始球式に臨む水島新司さん =ジャイアンツ球場
2009年3月、「イースタン・巨人-西武」の始球式に臨む水島新司さん =ジャイアンツ球場
2009月2月、西武キャンプを視察する水島新司さん =宮崎県・南郷スタジアム(春名中撮影)
2009月2月、西武キャンプを視察する水島新司さん =宮崎県・南郷スタジアム(春名中撮影)


2009年10月、「あぶさん」の引退式で、あいさつする水島新司さん =福岡市中央区のヤフードーム
2009年10月、「あぶさん」の引退式で、あいさつする水島新司さん =福岡市中央区のヤフードーム
2015年11月、秋の園遊会に出席した漫画家の水島新司さん =東京・元赤坂の赤坂御苑
2015年11月、秋の園遊会に出席した漫画家の水島新司さん =東京・元赤坂の赤坂御苑
「野球狂の詩」の岩田鉄五郎(ⓒ水島プロダクション)
「野球狂の詩」の岩田鉄五郎(ⓒ水島プロダクション)
「ドカベン」の岩鬼正美(奥左)、山田太郎(下)、太郎の妹サチ子(ⓒ水島プロダクション)
「ドカベン」の岩鬼正美(奥左)、山田太郎(下)、太郎の妹サチ子(ⓒ水島プロダクション)
「あぶさん」の景浦安武(ⓒ水島プロダクション)
「あぶさん」の景浦安武(ⓒ水島プロダクション)
「野球狂の詩」の水原勇気(ⓒ水島プロダクション)
「野球狂の詩」の水原勇気(ⓒ水島プロダクション)
水島新司さんの代表作「ドカベン」の1巻と48巻
水島新司さんの代表作「ドカベン」の1巻と48巻
2002年12月、漫画家の水島新司さん =都内(尾崎修二撮影)
2002年12月、漫画家の水島新司さん =都内(尾崎修二撮影)

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