「ニコニコした姿が印象に残る」…小柴さん死去で田中耕一さん談話

 2002年12月、ノーベル賞授賞式を終えた物理学賞の小柴昌俊氏。右は化学賞の田中耕一氏=ストックホルム(共同)
 2002年12月、ノーベル賞授賞式を終えた物理学賞の小柴昌俊氏。右は化学賞の田中耕一氏=ストックホルム(共同)

 素粒子「ニュートリノ」の観測に成功し、平成14年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんの訃報を受け、同年にノーベル化学賞を受賞した島津製作所の田中耕一さん(61)は13日、「受賞後のイベントなどで小柴先生はつえをつきながらも、オドオドしていた私よりも速く歩かれ、ニコニコしながら日本の皆さんにしっかりとメッセージを伝えられていたことが強く印象に残っている。長きにわたり、後に続く研究者・技術者を多く育てられた小柴先生のお姿に、学ばせていただいた。ご冥福をお祈りいたします」とのコメントを発表した。

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