「ナショナル坊や」の原画展 パナソニックミュージアム

ナショナル坊やをデザインした貯金箱などのノベルティーグッズ=大阪府門真市のパナソニックミュージアム
ナショナル坊やをデザインした貯金箱などのノベルティーグッズ=大阪府門真市のパナソニックミュージアム

 パナソニックの創業者、松下幸之助と同社の歴史を伝える「パナソニックミュージアム」(大阪府門真市)で、昭和34(1959)年に誕生した同社のマスコットキャラクター「ナショナル坊や」の原画展が開かれている。7月6日まで。

 二頭身で七三分けが特徴のナショナル坊やは、グラフィックデザイナーの岩永泉さん(83)が、同社の社員時代に手がけた作品。昭和30~40年代を中心に、宣伝広告や「町の電気屋さん」などで活躍した。今回は、岩永さんからの原画寄贈を受けて開催に至ったという。

 会場には、プロポーションを決める際に描いたとみられる方眼紙の鉛筆画や、さまざまなファッションのスケッチ画、新作などを展示。当時店頭に飾られていた懐かしの人形やノベルティーグッズもずらりと並ぶ。

 大阪府寝屋川市の60代主婦は「現代でも通用するデザインなので、新たに活用できるのでは」と話していた。実際に、同館で販売するナショナル坊やグッズが人気を呼んでいるという。入場無料。午前9時~午後5時。日曜休館。問い合わせは同館(06・6906・0106)。

会員限定記事会員サービス詳細