女優の江波杏子さん死去 「女賭博師」シリーズ

女優の江波杏子さん死去 「女賭博師」シリーズ
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 映画やテレビ、舞台で幅広く活躍した女優の江波杏子(えなみ・きょうこ=本名・野平香純=のひら・かすみ)さんが10月27日、肺気腫の急性増悪のため死去した。76歳。葬儀・告別式は近親者で行った。

 所属事務所によると、肺気腫を長年患っていたが、死去の数日前までラジオドラマの収録を行っていたという。

 高校在学中の昭和34年、大映に入社し、41年の初主演作「女の賭場」で女賭博師を演じて大ヒット。以降「女賭博師」シリーズのヒロインとして人気スターとなった。フリーとなってからは48年の「津軽じょんがら節」で故郷の漁村に戻った元ホステスを好演し、キネマ旬報主演女優賞を獲得。その後もNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」など多数の作品に出演した。近年の出演作に映画「娼年」、テレビドラマ「限界団地」など。

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