樹木希林さん葬儀

岸本加世子さん「怒られ、可愛がられ…一番大きな影響を受けた」

樹木希林さんの葬儀を終えて、記者の質問に答える岸本加世子=30日午前、東京都港区の光林寺(桐原正道撮影)
樹木希林さんの葬儀を終えて、記者の質問に答える岸本加世子=30日午前、東京都港区の光林寺(桐原正道撮影)

 30日に営まれた女優、樹木希林さんの葬儀で、テレビドラマ「ムー」や「フジカラー」のCMで共演し、長年にわたって親交があった女優の岸本加世子さん(57)が「初共演からの約40年間、気に掛けていただいた」と、生前の樹木さんの思い出を振り返った。主なやりとりは以下の通り

 --余命宣告されたことは聞いていたのですか

 「はっきりとは聞いていませんが、ご本人から」

 --樹木さんはどんな方でしたか

 「15歳でデビューして、(その際に共演した)希林さんにずっとついて学ばせてもらいました。ど素人だったので、毎日怒られて、毎日かわいがられて、それからも40何年間も気に掛けてくれました」

 --樹木さんにはどんな影響を受けましたか

 「一番大きな影響を受けました。演技も芸能界の生き方についても」

 --裕也さんへの愛は感じましたか

 「ご自宅ができたときに遊びにお伺いして、『本人がいないのだけれど、部屋はある』と。裕也さんがいつでも帰ってこられるように、ということだったと思う。裕也さんのことを「めちゃくちゃな人だ」と悪いように言っていたけれど、言葉の端々に愛情が感じられました」

 --樹木さんにはどのような言葉を伝えたいですか

 「恩人です。希林さんに心配をかけないように、女優を全うしていきたいです」

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