国家機密とされる安倍晋三首相のベストスコア　ゴルフの専門家に聞いてみると、意外な答えが…

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　安倍晋三首相の趣味といえばゴルフである。災害発生直後、すぐにプレーを止めて官邸に駆けつけなかったとして、野党から批判を浴びたこともあった。一方、先の訪米時にはトランプ米大統領と通例の１・５倍にあたる２７ホールをともにし、新大統領との信頼関係構築につなげた。

　今月１１日（現地時間）、フロリダ州パームビーチのトランプ氏が所有するゴルフリゾート。グリーン周りのアプローチショットが思うようにいかず、激しく悔しがるトランプ氏を見て、安倍首相は何故か親近感がわいたという。

　安倍首相にとって、ゴルフがコミュニケーションのツールの一つであることは間違いない。トランプ氏とは昨年１１月の大統領選直後に、会談を開いて友情を築いたが、今回のゴルフ外交で、２人の距離はさらに縮まった。

　２人乗りのゴルフカートでは、後部に積んだキャリーバッグにしがみつく通訳を通じて、東アジア情勢や日米同盟について、公式な場ではなかなかできない突っ込んだ意見交換を行ったという。

　ただ、ゴルフは勝負ごとでもある。ましてや、首脳同士のラウンド。トランプ氏とのゴルフ対決に、安倍首相は日本国の威信をかけていたはずだ。

　しかも、トランプ氏のゴルフの腕前は、「歴代の大統領の中で最もうまい」（ＡＰ通信）とされ、ベストスコアはプロ並みの「６４」とも報じられる。だが安倍首相は強敵を相手にも萎縮しなかった。