内閣改造

金田勝年法相に地元喜び 秋田から17年ぶり入閣

法相に決まり、認証式を前に首相官邸に入る金田勝年氏=3日(桐原正道撮影)
法相に決まり、認証式を前に首相官邸に入る金田勝年氏=3日(桐原正道撮影)

 内閣改造で金田勝年氏(衆院秋田2区)が法相に内定したと報じられた3日、秋田県能代市中和の金田氏の事務所には続々と支援者が集まった。午後2時半過ぎ、湯沢市出身の菅義偉官房長官が「法務大臣 金田勝年」と閣僚名簿を読み上げると大きな歓声と拍手が起き、自民党の竹内宏能代支部長の音頭で万歳三唱した。

 金田氏は潟上市出身。昭和48年に大蔵省に入省。主計局給与課長、主計官などを経て、当時党県連会長だった野呂田芳成元農林水産相の要請で平成7年の参院選に出馬し初当選した。

 3度目の選挙で落選した後、引退する野呂田氏から後継指名を受けて21年の衆院選に2区から出馬し、敗れたが比例復活。その後、2区で2度当選した。農水政務次官、外務副大臣、党県連会長などを歴任した。

 秋田県選出国会議員の閣僚は、野呂田氏が防衛庁長官を務めた10~11年以来17年ぶり。金田氏が参院議員時代に事務局長だった藤本光男さん(89)は「待ちに待った入閣。経済閣僚だと思っていたので法相は意外だが、政策に明るいので何でもこなせる」と話した。

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