秋田市新庁舎に国旗なし 来夏まで旧庁舎解体現場に掲揚

秋田市役所新庁舎(奥)が業務を開始したにもかかわらず、国旗と市旗は閉鎖された旧庁舎(手前)の前に掲揚されている=秋田市山王(渡辺浩撮影)
秋田市役所新庁舎(奥)が業務を開始したにもかかわらず、国旗と市旗は閉鎖された旧庁舎(手前)の前に掲揚されている=秋田市山王(渡辺浩撮影)

 6日に業務を開始した秋田市役所新庁舎への国旗・市旗掲揚塔の設置が来年夏にずれ込むことが分かった。それまでは、隣接する旧庁舎の解体現場前に国旗と市旗が掲揚される状態が続く。

 秋田市役所の新庁舎は旧庁舎の東隣に完成し、旧庁舎は閉鎖された。旧庁舎の解体は6月から始まり、跡地はイベントなどに使える広場と駐車場になる。

 新庁舎前に国旗・市旗掲揚塔はなく、国旗と市旗はこれまで通り、約70メートル離れた旧庁舎前の掲揚塔に揚がっている。

 市総務課によると、市の施設には市旗を掲揚することになっているが、市新庁舎建設室によると、新庁舎前の国旗・市旗掲揚塔の設置は来年6月か7月になる見通しという。設置場所が旧庁舎解体現場との境界線付近にあり、解体が終わらないと工事ができないため、としている。

 だが、同じ境界線付近には秋田銀行が寄贈した時計塔が新庁舎と同時に設置された。

 新庁舎建設室は「秋田銀行から、同時にしてほしいと要望があったため」と説明している。

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