移籍１年目の久本真菜アナを抜擢　ｔｖｋ「あっぱれ！ＫＡＮＡＧＡＷＡ大行進」は常識外れなノリ

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　平成１４年に放送開始以来、１０年以上にわたって県内や近都県の視聴可能エリアで多くの支持を集めているテレビ神奈川（ｔｖｋ）の人気番組がある。毎週土曜日午後９時から放送し、神奈川県内を街歩きしながら、さまざまな魅力を発見する「あっぱれ！ＫＡＮＡＧＡＷＡ大行進」だ。今年４月に他局からｔｖｋに移籍し、このほど９代目アシスタントに抜擢（ばってき）された久本真菜アナウンサーに番組の魅力や自身が目指すアナウンサー像などを聞いた。

「初めてづくし」のスタート

　「あっぱれ！」は、タレントのデビット伊東さん（４９）と、ｔｖｋの女性アナウンサーが県内各市町村を訪れ、人々と触れ合いながら、その街の魅力を探る内容で、住民も知らないようなスポットや情報を紹介することで毎回話題を集めている。

　新アシスタントとなった久本アナウンサーは岡山県備前市の出身。神戸女学院大（兵庫県西宮市）を卒業後、香川県と岡山県を放送エリアとする瀬戸内海放送に入社した。４年間、アナウンサー兼記者として地域情報などを中心にリポートしたが、「アナウンサーとしてさらに飛躍したい」と今年４月にｔｖｋに移籍した。

　４月１日付で入社した久本アナウンサーに命じられたのは、同月４日放送の「あっぱれ！ＫＡＮＡＧＡＷＡ大行進」の新アシスタントという大役。メーン司会のデビットさんとも、収録当日に初対面するという、初めてづくしのｔｖｋアナウンサー生活がスタートした。

「生放送」に近い作り

　毎週、放送日の午前９時～午後２時くらいまで街中をロケするが、１カ所で７～８分間カメラを回し続けたものを数本組み合わせて約１時間にまとめ、当日午後９時から放送するスタイルで、生放送に近い作りが特徴だ。

　久本アナウンサーは前の局で、収録したテープの良いところだけを編集して番組を作るのが「テレビの常識」と思っていたため、「生放送のような作りにまだ慣れない。毎回、どう進行し、時間内にうまく納められるか、ドキドキしながらやっている」と打ち明ける。