「つけ麺」考案「大勝軒」創業者、山岸一雄氏死去 映画にも

大勝軒創業者の山岸一雄さん
大勝軒創業者の山岸一雄さん

 ラーメンを別の器に入った汁につける「つけ麺」の元祖とされる東京・池袋の人気ラーメン店「東池袋大勝軒」創業者の山岸一雄(やまぎし・かずお)氏が1日、東京都内の病院で死去したことが関係者への取材で分かった。80歳。長野県出身。通夜は7日午後6時、葬儀・告別式は8日、東京都文京区大塚5の40の1、護国寺で。喪主は妹、斉藤節子(さいとう・せつこ)さん。葬儀・告別式の時間は未定。

 同店の公式ホームページなどによると、山岸氏は昭和36年に東池袋大勝軒を東京・東池袋に開業。ラーメンの麺を日本そばのように別の器に入った汁に付けて食べる「つけ麺」を考案し、全国の店が追随した。のれん分けを受けた店が全国で50店以上開店している。

 平成25年には山岸氏の半生を追った映画「ラーメンより大切なもの~東池袋 大勝軒50年の秘密~」が公開されるなど、飲食業界にとどまらない注目を集めた。

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