事務作業の効率化とミスを未然に防ぐための
支援をし、業務品質の向上を実現する

JCBの事業を運営するにあたり、社内には何万もの「事務オペレーション」が存在します。事務企画部では、全社に対して事務の効率化や品質向上を支援することが大きな役割です。具体的には、これまで手作業で行っていた事務に対してRPA(Robotic Process Automation/ロボティック・プロセス・オートメーション)や簡易なシステムを導入し、事務の自動化を実現したり、ミスが起きないように業務マニュアルやチェックシートなどをわかりやすくしたりする支援が、主な取り組みです。そのなかで、私は加盟店と海外精算に関する事務を担当しています。効率化の提案については、まず対象となる事務を分析するところからはじまります。ミスが起こりやすい工程や効率化の余地がある工程を特定し、どのような形で支援することができるのかを検討していきます。最近は、RPAの導入検討の機会が多いです。

一つひとつを自分の知見に。
そして、もっと多くの課題を解決していく。

現場における事務作業には、自動化できる手作業や効率化できる工程がまだ多く残っているのが実情です。現場の声を吸い上げ、的確に分析し対策を講じるなかで、最初の壁となったのは、専門用語の多さでした。とくに海外業務については、国によってオペレーションが異なるうえに、英語などの語学力も必要です。自身の業務範囲だけではなく、JCBの全体業務における基礎知識を習得することに苦労しました。私だけの用語集や決済端末の一覧表などを作成しながら、徐々に覚えていけるように工夫をしました。また、わからないことがあった際は、すぐ周囲に相談することを心がけています。以前の上司からも「5分考えてわからなければ、すぐ聞くように」といわれていたので、いまでもそのスタンスを大切にしています。実際に、自分で考えられる範囲以上の答えがすぐに返ってくるので、きちんとその一つひとつを吸収しながら、自身の知見として蓄えていくようにしています。
これまでさまざまな支援に携わってきましたが、実際に関わった部署から、「作業が楽になった」「事務手順がわかりやすくなった」「ミスを削減できた」のような声をもらえることにやりがいを感じています。デジタル化や働き方改革などの流れから、今後もさらに効率化が求められるようになると思いますし、JCBとしてもそれをどんどん推進していきます。もっとたくさんの知識を蓄え、広い視野を身につけることで、さまざまな課題に挑戦していきたいです。

周囲の仲間に恵まれ、
安心して挑戦できる環境。

学生時代は商学部に在籍していて、金融業界で活躍している卒業生が多かったので、その流れで金融業界はチェックしていました。当初、カード業界は考えていませんでしたが、日本のキャッシュレス決済市場は周囲の国や地域に比べて、伸びしろのある業界なので興味を持つようになりました。
なかでも、JCBは業界内でもフロントランナーですし、何より面接などで出会った社員の皆さんの私のことをよく知ろうとしてくれたその温かさに魅力を感じました。入社前に感じていた人の良さは今でも予想を裏切られることなく、さらに実感を強め、恵まれた環境であることに感謝しています。上司は、私たちが「やりたいこと」を尊重してくれて、困っていれば自分の仕事よりもメンバーのことを優先してくれます。さらに、次のステップについてもつねに気にかけてくれるので、「次はこれをやりたいです」と伝えやすい環境です。そういった意味では、安心して挑戦できる環境が、JCBで働く最大の魅力かもしれません。