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　佐賀市は、新型コロナウイルスの感染拡大と物価高騰の影響を受けた地域経済の回復を図る狙いで、プレミアム付き地域振興券を発行する。発行総額は７億７５００万円で過去最大規模となる。

　飲食店やコンビニエンスストアなどでも使える共通券は、プレミアム率が前回（２０％）より高い２５％で、４千円で５千円分の買い物ができる。６月から購入申し込みの受け付けを始める。事業費は２億５７５０万円で、２８日開会予定の定例市議会に提出する一般会計補正予算案に盛り込む。

　補正予算案には、色落ち被害の影響を受けている養殖ノリ漁業者を対象に、施肥にかかる費用を半額補助する事業費５３００万円も盛り込む。赤潮などによる栄養塩低下で色落ち被害が広がっており、栄養塩を補う施肥に関して昨年１０月から今年３月までの費用の半額を交付する。市内の４３５漁家が対象となる。（草野杏実）