8月7日(金曜日)、毎年大好評の森林公開講座特別編「知床の森林~夏の羅臼湖ツアー」を開催しました。
今回の公開講座は、近隣の中標津町などから32名のみなさんが参加しました。
直前まで天候が心配されましたが、当日は快晴となり、みなさん心地よい汗をかきながら知床の森林を満喫しました。
羅臼湖は、知床横断道路沿いの入口から遊歩道を3kmほど歩いてたどり着く、知床半島最大の湖です。急斜面の山道を上ったり下ったり、湿原の中の木道を歩いたりと変化に富み、途中にある5つの沼と森林の景観がとても美しいところです。
暑い中での散策でしたが、参加者の皆さんは中々見ることの出来ない美しい景色を笑顔で楽しんでいました。
また、当署の職員による樹木や湿原の植物、高山植物などの解説に、知床の厳しい環境に生育する植物について理解を深めた様子でした。
羅臼湖遊歩道に限らず知床ではエゾシカの食害や人の踏みつけによる植物の減少などの問題が起きています。今回の森林公開講座が、参加者の皆さんにとって世界に誇る地域の宝「知床の森林」を考える良いきっかけになれば幸いです。
(和田 森林ふれあい係長)
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