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2020.04.30最終更新日:2020.05.04

バリ在住者が教えるおすすめインドネシア料理5選【定番から隠れた伝統料理まで】

インドネシア料理は、一見すると「素朴で単調な味や見た目」ながら、とても「奥深い」料理であるという声がよく聞かれます。「素朴で単調」というのは、料理名を表す言葉にも見て取れます。「ナシ」はご飯、「ゴレン」は炒めるの意味ですので、「ナシゴレン」は炒飯。
これに例えば「アヤム(鶏)」を加えれば「ナシゴレン・アヤム(鶏肉入り炒飯)」ですし、「ジャワ」を加えて「ナシゴレン・ジャワ」と言えば、「ジャワ島の味付けの炒飯」を表します。

ね、覚えやすくて簡単ですよね?

面白い表現もたくさんあります。「ポトン(切る)」、「スス(牛乳)」、「ミー(麺)」等、どことなく耳障りの良い親しみやすいワードが多いなぁというのが筆者の印象です。加えて、「奥深い」印象も抱きます。インドネシア料理は総じて、辛くて脂っこくて、しょっぱいです。でも、「enak(美味しい!」と思わず唸ってしまう料理がたくさん!
日本人にとってそこまで馴染みのないインドネシア料理ですが、意外と日本人の口に合うのです。

今回はこの、「素朴で単調」だけども「奥深い」インドネシア料理について、インドネシア在住歴3年の筆者の感想も交えながら、ご紹介していきたいと思います。

インドネシアの料理の特徴とは?

多くの島々に分かれ、沢山の民族が混在するインドネシア。一言で「インドネシア料理」と言っても、その島やエリアによって様々な特徴があります。
日本人が多く住むジャカルタやバリ島でもそれぞれ「ジャワ料理」、「バリ料理」が存在しますし、それ以外で有名なところで言うと「スンダ料理(ジャワ島西部バンドン地方の料理)」、「パダン料理(スマトラ島西部パダン地方の料理)」も挙がるでしょう。

ジャワ料理の特徴

インドネシア料理の中でも最も私たちがイメージしやすいのが、このジャワ料理。基本はスパイシーですが、椰子砂糖やココナツミルクも加えたまろやかな味わいが特徴です。

バリ料理の特徴

インドネシアの多くがイスラム教を信仰している中で、バリ島はヒンズー教徒がメインです。そのため「バビグリン(豚の丸焼きロースト)」など、豚を使った料理も多いのが、バリ料理の特徴。

スンダ料理の特徴

インドネシアでは珍しい、生の野菜をたっぷり使うのが特徴のスンダ料理。標高が高く、野菜の収穫が可能なバンドン地方独特の食べ物です。さっぱりとした味付けが特徴です。

パダン料理の特徴

大皿にたくさんのおかずが並んでいる中で、好きなものを好きなだけ自分のお皿に盛って食べるスタイルがパダン料理。インドネシア版の飲茶みたいなイメージです。

インドネシア料理を語る上で絶対に外せない調味料とは?

このように、上に挙げた4つを含めバラエティー豊かなインドネシア料理ですが、一方でその隠し味に目を向けてみると、どの料理も多かれ少なかれ、同じ調味料を使っていることがわかります。その中でも次の3つは、まさに「インドネシア料理に欠かせないもの」と言っても過言ではないでしょう。

①ケチャップマニス

まず1つ目は、インドネシア料理と言ったらコレ!インドネシアを訪れたことのある方でしたら一度はスーパー等で見たことのある、ケチャップマニスです。「マニス」は「甘い」の意味ですので、激甘ケチャップとイメージしがちですが、少し印象と異なります。どちらかと言えば日本のソースに近いような色合いで、トロトロとサラサラの中間のような液体状の調味料です。

②サンバル

インドネシアだけでなくマレーシア料理など、アジア諸国で頻繁に使われるチリソースがサンバル。基本辛味ですが、実は甘いサンバルも存在します。炒め物から揚げ物までほとんど全ての料理に重宝されます。また、食卓にサンバルだけが置いてある場合もあります。この場合、料理の味付けによってお好みでサンバルを付けて食べます。

③ピーナッツソース

ピーナッツソースも、インドネシア料理を語る上では外せないポピュラーなものです。日本で暮らしているとあまりピーナッツソースで料理を食べるという機会はありませんが、インドネシアでは、野菜にも、焼き鳥にもたっぷり付けて食べます。最初食べるとびっくりするくらい甘い味付けに閉口しますが、慣れてくるとやみつきになる絶品調味料です。

世界一美味しい!?実は美食のインドネシア料理

2017年にアメリカの放送局CNNが、「世界一美味しい料理」にインドネシア料理のルンダンを選びました。この国には世界中のどんな嗜好を持っている人でも満足できる料理が多くあります。その中でもいわばインドネシア人の国民食とも称される代表的な料理を5つ紹介していきましょう。

ナシゴレン

旅行者はもちろん、在住者もみんな大好きインドネシア風チャーハン。味付けや具材は、その地域によって大きく異なりますが、大抵は大きな輪切りの胡瓜とクルプッ(エビせんべい)が載っているシンプルなものが定番。日本の炒飯とは米の性質上、よりパサパサ感が強いです。

ミーゴレン

ミーは「麺」、ゴレンは「炒める」の意味で、ミーゴレンとはつまり「焼きそば」。マレーシアの場合は生麺を使ってボリュームたっぷりですが、インドネシアの場合はインスタント麺が主流のため、軽く小腹がすいたときにたべるようなイメージの料理です。

ルンダン

牛肉をインドネシアの代表的な調味料ココナッツミルクと香辛料で長時間煮込んだ、主にパダン料理で使われる料理。ごはんとの相性は抜群です。地方によっては牛肉だけでなく羊肉で作られることも。

ソト

ソトは、「スープ」の意味。例えばソトアヤムは「鶏のスープ」を表します。たっぷりの春雨と具材を入れて、アツアツのスープを注いで食べます。個人的におススメは「ソトバクソ」。肉団子入りスープはあっさりとした味付けで、どの料理にも相性抜群です。

ガドガド

様々な温野菜をピーナッツソースに絡めた、インドネシアでよく食べられる野菜料理です。日本の食卓でいうと、付け合わせのサラダという表現がぴったり。野菜が不足しがちなインドネシアでの生活ですので、屋台にもレストランにもあらゆる場所でメニューとして存在するガドガドは、本当に重宝します。

ブンクス(持ち帰り)文化とは

これら代表的なインドネシア料理に共通して言えるのが、「ブングス」が出来るということ。いえ、これらだけではありません、「テ(お茶)」や「スプ(スープ)」など液体ものだって、持ち帰りが出来るのです。

ブングスという概念は、インドネシアの食生活を語る上で外せない、代表的な文化の一つです。どうしてインドネシアでブングスの概念が発達しているのかは定かではありませんが、筆者個人的な意見で言うと、インドネシア人の「寂しがり屋」気質によるのかなとも思います。「一人寂しく食堂で食べるくらいなら、ブングスしてワイワイガヤガヤみんなで食べよう」みたいに語るインドネシア人は少なくありません。

ただし、日本人がブングスをする場合、特に食中毒には注意してくださいね。
特に高温多湿な時期のインドネシアでは、持ち帰りをして家に着くまでの間にもう料理が腐っていたという事態にもなりかねません。確かにインドネシアではどんな料理もブングスが出来ますし、店員に食べ残しのブングスをお願いすると喜んで用意してくれますが、時と場合によっては敢えてブングスを拒否するという意識を持つことも必要になってきます。

お勧めのインドネシア料理店

インドネシアの首都ジャカルタを有するジャワ島と、インドネシア一の観光アイランド・バリ島では、既述の通り宗教の面で決定的な違いがあります。それは料理の違いにも表れ、例えばジャワ島では食べられない豚肉料理が、バリ島では「バビグリン」として人気を博しているという事例からもわかります。

そういった両者の違いを踏まえた上で、次からはジャカルタ、バリ島それぞれでおススメのレストランをご紹介していきましょう。その地域の伝統料理がリーズナブルな価格で味わえることから、旅行者だけでなく在住者にも人気のレストランです。

カフェワヤン(バリ島)

バリ島中部のライステラスが美しい風光明媚な街ウブド中心部に位置する、伝統的なバリ料理が楽しめる老舗レストラン。ここの「ナシチャンプル」は絶品!日本人好みの味付けに加えて、見た目も鮮やかなプレート盛りは思わず写真に撮りたくなるほどの美しさです。

オーナーのワヤン夫妻は大の親日家で、日本人が来客すると溢れんばかりのスマイルで出迎えてくれるのが好印象です。オーナーのワヤン夫妻が手がけるクッキング教室目当てに訪れる外国人も多いほど、料理だけでなく人柄にも惹かれてしまう老舗店です。

・名称:カフェワヤン
・住所:Jl.Monkey Forest,Ubud
・電話:+62 361 975447
・営業時間:AM08:00~ PM22:30

 

ワルン・ニクマ(バリ島)

旅行者はもちろん、長期滞在をする在住者のお財布にも優しい低予算でおなかいっぱい食べることのできる、バリ島の繁華街クタのワルン。30種以上のおかずを好きなだけチョイスするプレート料理「ナシチャンプル」がこの店の定番です。1皿30,000ルピア(約240円)程度なので、何度か通って自分だけのお好みのナシチャンプルを発見してみては?

・名称:ワルン・ニクマ
・住所:Jl. Bakung Sari, Gg. Biduri No.6A, Badung, Kuta
・電話:0812 3834 7448
・営業時間:AM08:00~ PM21:00

カウムジャカルタ(ジャカルタ)

カフェワヤンが「旅行者」、ワルン・ニクマが「在住者」におススメと考えると、ジャカルタのこのお洒落レストランは、「お仕事」でぜひおススメしたいインドネシア料理の名店です。
一軒家風の佇まいからはイメージつかないほど高級感あふれる店内で目を引くのが、木目調でそろえられたインテリア。席に着いた瞬間、少し背筋が伸びるような印象を誰もが感じることでしょう。
もちろん料理もどれを食べても秀逸!加えてビールの種類も豊富なため、全体的に味付けが濃い目のインドネシア料理にビールがよくすすみますよ。

・名称:カウムジャカルタ
・住所:Jl. Dr. Kusuma Atmaja No.77-79, RT.10/RW.4, Menteng, Kota Jakarta
・電話:0813 8171 5256
・営業時間:AM11:00~ PM24:00

まとめ

バリ島には「バリッ腹」と呼ばれる、インドネシア滞在初心者には避けては通れない病気が有名です。日本とは異なる油や水などを摂取することによる、いわゆる軽度の食当たりを指します。

安いお店がダメだとか、ブングスがダメだとかという問題ではありません。日本と違う食文化に触れることで、免疫を作ろうとする身体の自然な働きなのです。

このバリッ腹を一度でも体験してしまえば、あとはもうへっちゃらですよ。だんだんと身体だけでなく味覚の好みもインドネシア仕様になっていきます。インドネシア在住の日本人は皆が皆、このバリッ腹を体験しつつも、この国の食文化が大好きな人ばかりなのです!
 

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