※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

不審者によるテロを想定した対処訓練が首里城公園で行われました。

犯人に扮した警察官が「俺が壊した俺が建て直すから爆弾持ってきている警察を呼べ」と叫びました。

この訓練は県警や那覇市消防署員、公園の管理スタッフなど170人が参加して公園内で不審者が爆発物を置いたという想定で訓練が行われました。

訓練では公園のスタッフが来場客の安全確保と避難誘導を行いながら素早く警察に通報すると駆けつけた警察官が不審者を取り押さえました。

そして重さ数十キロの防護スーツを身に着けた県警の機動隊員が不審物を専用のアームでつかみ、爆発を防ぐ機能がついたドラム缶型の搬送用具のなかに不審物を回収しました。

その後、機動隊員が公園の職員たちに「さすまた」の使い方を指導し、警察が到着するまでの初動対応の手順を確認しました。

那覇警察署の赤嶺伸警備課長は「緊迫感があり来園者を速やかに安全な場所へ避難させるなど連携が取れていた。不審な人や物を見かけたら遠慮なく警察へ通報してください」と呼びかけていました。

警察は今後も他機関との訓練を重ね、連携を強めていくことにしています。