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BMWグッゲンハイム・ラボ:6月15日よりベルリンでオープン
Fri Jun 15 08:27:00 CEST 2012 プレスリリース
ベルリン発:BMWグッゲンハイム・ラボ(BMW Guggenheim Lab)が6月15日、6年で世界各都市を巡回するプロジェクトの第1サイクル2番目の巡回先となるベルリンにオープンした。今回のBMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンは、6月15日から7月29日までの期間限定で公共の場およびオンライン・フォーラムで開催される。
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Rosemary Mitchell
BMW グループ
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- 6年にわたる移動式ラボ世界ツアー第1サイクル2番目の巡回都市ベルリンのテーマは、「市民参加による都市計画」。
- GOODとの共同プロジェクト:快適な都市環境を「創造」するアイデアを世界中から募集。
ベルリン発:
BMWグッゲンハイム・ラボ(BMW Guggenheim Lab)が6月15日、6年で世界各都市を巡回するプロジェクトの第1サイクル2番目の巡回先となるベルリンにオープンした。今回のBMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンは、6月15日から7月29日までの期間限定で公共の場およびオンライン・フォーラムで開催される。
BMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンは、地域社会に密着しながらグローバルな視点を提供するシンクタンクとして、実践と創造にフォーカスする。住民自身が積極的に都市作りに参加できるように、ツールとアイデアを提供するプログラムを展開する。ラボは、プレンツラウー・バーグ(Prenzlauer Berg)地区にある19世紀に建てられた醸造所を改築した複合文化施設であるフェファーバーグ(Pfefferberg)コンプレックス内にオープンする(所在地:Schönhauser Allee 176)。開館は、水曜日~金曜日(14:00-22:00)、土曜日・日曜日(12:00-22:00)。すべてのプログラムが、ドイツ語または英語(ドイツ語翻訳つき)で行われる。
BMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンはANCB The Metropolitan Laboratoryと共同で公開される。
BMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンのプログラム
BMWグッゲンハイム・ラボ・プロジェクトの第1サイクル(最初の2年間)の基本テーマ「Confronting Comfort(安らぎへの取り組み)」の下、ベルリン・ラボでは、都市環境に変化をもたらすための「実践と創造」に着眼したプログラムを展開する。プログラムの内容は、地元ベルリンを拠点とする団体の協力を受けながら、ベルリン・ラボのチーム(ホセ・ゴメスマルケス、カルロ・ラッティ、コリーヌ・ローズ、レイチェル・スミス)によって策定された。同チームは、国際的に活躍し、多分野にわたる革新的な専門家グループであり、グッゲンハイム美術館のキュレーターであるマリア・ニカノールが指揮を執っている。期間中、フェファーバーグ内およびベルリン市内各所で 100以上のイベントが予定されている。イベントのスケジュールはBMWグッゲンハイム・ラボのウェブサイトで公開される。
BMWグッゲンハイム・ラボのキュレーターであるマリア・ニカノールは次のように話している。「BMWグッゲンハイム・ラボの目的は、都市の未来像についての活発な議論を促進し、異なるバックグラウンドを持つ人々がさまざまなアイデアを生み出し、それらを共有するための場を作り出すことです。ラボの思想を発展させていく上で、ベルリンは理想的な都市と言えます。なぜなら、ベルリンには既に市民参加のシステムが深く浸透しているからです」。
プログラムは以下の4つの主要なテーマに集中される。
6/15~6/24:エンパワーメント・テクノロジーズ(Empowerment Technologies)
医療健康技術のパイオニア、ホセ・ゴメスマルケスが、都市空間の「ハッキング」や変容を用いる住民主導による都市の構築をテーマに、「DIY(Do it yourself=自分で作ろう)」ワークショップを行う。
6/27~7/6:ダイナミック・コネクションズ(Dynamic Connections)
交通計画の専門家、レイチェル・スミスが、持続可能な移動手段や地域コミュニティの構築をテーマとしたプログラムを行う。
7/7~7/18:アーバン・マイクロレンズ(Urban Micro-Lens)
ベルリン在住のアーティストで、心理学者でもあるコリーヌ・ローズが、心理学、建築、そしてアートが互いに交差し合う分野をテーマに、都市生活における認識、コミュニケーション、感情を取り上げたプログラムを行う。
7/19~7/29:センシアブル・シティ(SENSEable City)
建築家・技術者であるカルロ・ラッティが行うプログラムでは、新しいテクノロジーが、都市に対する私たちの理解やデザイン、そして生活スタイルをどのように変化させているかを取り上げる。
BMWグッゲンハイム・ラボの活動は、プロジェクトの公式ブログ Lab | Logで報告される。このブログには、BMWグッゲンハイム・ラボの貢献者のインタビューも掲載される。Twitter(@BMWGuggLabと#BGLab)や Facebook、YouTube、Flickr、
Foursquareなどのソーシャルメディアでも専用ページを開設。
BMWグッゲンハイム・ラボとGOODが「これからの都市(City Forward)」の
アイデアを公募
BMWグッゲンハイム・ラボはGOODと共同で、「都市の快適さを創造する」アイデアをオンラインで世界中から募集する。募集テーマは「あなたの住む街の公共空間をより快適に作り変えるためのアイデア」。未来志向で革新性と想像力にあふれ、型にとらわれない、驚きに満ちた、公共空間の利便性を向上させるアイデアを募集する。応募の受付は2012年6月19日から、good.is/city-forwardにて開始される。ご応募いただいたアイデアは選定され、BMWグッゲンハイム・ラボとGOODのウェブサイト、ソーシャルメディア上で紹介される。
GOODは、世界を進歩させるために個人、企業、非営利団体が共同で参加する活動。ウェブサイトGOOD.isでは、GOODとは何か、またGOODのあるべき姿とは何かを日々追求している。
ご利用案内
BMWグッゲンハイム・ラボ・ベルリンのプログラムは、開館期間中、すべて無料・先着順でご参加可能。ただし、事前のオンライン登録が必要なプログラムもある。ラボ開館は、水曜日~金曜日(14:00-22:00)、土曜日・日曜日(12:00-22:00)。
建築とデザインについて
BMWグッゲンハイム・ラボの第1サイクルで使用される建物は、カーボンファイバーを骨組に使用した、軽量かつコンパクトな移動可能型の構造体である。東京の建築ユニット、アトリエ・ワンにより「移動式の道具箱」をコンセプトのもとデザインされた。建物の1階部分はオープンスペースとなっており、ラボのさまざまなプログラムを行う会場として利用される。2階の「道具箱」部分の壁面には、半透明のメッシュ素材が使用されている。この半透明の壁面を通して、プログラムの「道具」を搭載したさまざまな装置が、上下に移動する様子を見ることができる。
BMWグッゲンハイム・ラボの第1サイクルのロゴデザインは、ソウルのグラフィックデザイナー、「Sulki & Min (スルキ&ミン)」がデザインした。
BMWグッゲンハイム・ラボについて
BMWグッゲンハイム・ラボは、ソロモン・R・グッゲンハイム財団とBMWグループの共同イニシアチブである。BMWグッゲンハイム・ラボは、2011年8月にニューヨークでスタート。ラボは6年間で世界9都市を巡回し、2年間を1サイクルとして全3期に分けて展開される。サイクルごとに独自テーマを設定し、新たな建物を建築する。ベルリンはBMWグッゲンハイム・ラボ第1サイクルの2番目の巡回都市となる。3番目の巡回先はインドのムンバイで、2012~2013年の冬期を予定している。ラボの第2サイクルの詳細は後日発表予定。BMWグッゲンハイム・ラボはグッゲンハイム美術館のキュレーターであるデビッド・ヴァン・デル・リアーとマリア・ニカノールが指揮を務める。
プレスキット:bmwguggenheimlab.org/presskits
画像:bmwguggenheimlab.org/pressimages
動画:bmwguggenheimlab.org/pressvideos
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