バラエティ番組『音楽ばーか』(テレビ東京)の企画で結成された異色のデュオ・美女木ジャンクション。番組中の過酷なサバイバルを経てデビューを勝ち取った2人を応援するために駆けつけた150名のファンで、イベントスペースは満員状態に。1曲目から曲が出ないというトラブルも、アコースティックギターの弾き語りに切り替え、ストリートライブ等で鍛えた歌声を披露。企画モノと侮れない実力を発揮して、デビューシングル「ポリバケツ」「I wish」など4曲を歌い上げた。
ライブ終了後の会見では「デビューイベントもグダグダ感があって、最初から最後まで私たちらしいなって思いました」(ねーさん)と振り返った2人。薄幸デュオの彼女たちにトラブルはつきもののようで、ビデオ撮影では結城が胸をポロリする事件もあったという。「衣裳の採寸の時、ブラジャーを着けたまま計ったんですね。実際はノーブラで挑んだのでちっちゃくなっちゃって。落ち着きなく動いてたらだんだん落ちてきて、気がついたら出ていて“ギャー”って。あれだけ出すのに慣れてたのに(笑)」(結城リナ)
そんな結城をねーさんは「元AV女優なんですけど、案外純情なんですよ。男の人のこととか聞くと“やめてよッ!”て。すっごいカワイイ」と評し、「ふざけた人だと思ったけど意外とまじめ」と印象が変わったと言う。逆に結城はねーさんを「まじめでめんどくさいと思いましたけど、意外とバカ。“なんでウチの電気とかガスが止まるんだろう”って、払えばいいじゃん! みたいな(笑)」と語り、180度違う人間同士がくっついたデュオは、案外上手くいっているようだ。
デビュー曲の「ポリバケツ」は、秋元康書き下ろしの歌詞で「どうせ私は生ゴミ女」と歌う、不幸な人たちへの“応援歌”。「歌の主人公より不幸ではないなっていうことで元気になってもらいたい」(結城)、「みんなの不幸を全部もらう気持ちで歌っているので、どんどん暗い感じになってます。メジャーデビューとかの幸福がポンってある代わりに、小さな不幸がたくさんある」(ねーさん)、「アンパンマン的な役割だよね?」(結城)、「一回口に出して歌うと離れないし、スゴく悲しくなるんです。仮歌の段階でこれはいい歌だ、深いと思いました」(ねーさん)。
美女木ジャンクションとしての今後の夢は、紅白歌合戦出場。「AV出身で音楽的にドーンといった人はいないと思うので、自分がその最初になりたい」(結城)、「“OLをしながらって人はいないじゃないですか!”みたいなこだわりはありません(笑)」(ねーさん)という2人。異色の昭和歌謡デュオがデビューを果たした。
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2009/05/17