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　先月、4年ぶりにリーグ優勝を果たしたプロ野球・埼玉西武ライオンズ。日本シリーズ進出を懸けたクライマックスシリーズには、初めて第2ステージからの登場。だが、シーズン終盤に入るやよもやの7連敗。そんな不運な空気を吹き飛ばすために、中村剛也ら主力3選手が、デジタル機器を駆使する“iPod隊長”として他のナインに“秘策”を伝授するプランがあるという。また、球団関係者もイケメン若獅子たちの映像を配信することによって、新たな女性ファン獲得に向けて注力する計画を明かした。

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　東京・アップルストア銀座では3日（金）、西武ファンのタレント・小倉智昭が司会を務めたトークショーが行われライオンズの中村をはじめ赤田将吾、栗山巧の若手主力3選手が登場。その場で、日本のプロ野球界では初めてiTunes Storeを通じて携帯端末へ無料でポッドキャスト（動画配信）を行うことを発表した。

　すでにチームメートのなかにはiPodを数台所有している人がいることを明かした赤田は、日本シリーズ進出へガチンコ勝負したい相手を聞かれると「やっぱり日本ハム。オリックスは若手の投手が多いし、勢いに乗ったら怖い」と夏場以降、猛追された球団を避けたい様子。現時点で本塁打王の中村は「どっちでもいいッス！」といつもの調子で語り、会場を盛り上げたが、観覧したある女性ファンは「優勝も負けた試合で決まったし、打線のブレーキが何より心配」とチーム状態を不安視しているファンも少なくないようだ。

　だが、この動画配信はホームランや得点する場面など、今シーズンの“いいとこどり”のみが再生されるというスグレモノ。確かに、打者の構えやスイングなど細かい修正点には不向きだが「チームの勢いがいい試合を手元でスグに見て、勝つイメージをつけるのには最適なアイテム」（球団関係者）。関東ではここ数年、地上波のプロ野球中継が低視聴率で次々に打ち切られる厳しい状況だが「逆にスポーツニュースは注目度が高く、ニーズもある。野球人気が落ちたよりも、ライフスタイルが変わってきたのが一番影響しているのでは」（先述・関係者）と分析する。　また別のチーム関係者は「ファンが何を見たいのか？という点から、今回の企画も実現した。うちには、若くてカッコいい選手も多いしそれらを集めた動画コンテンツで、女性ファンにアピールするのは非常に面白い」と語る。選手にとっては、プレッシャーのかかる試合が続く今後の“秘技”として、球団も動画での『西武イケメン図鑑』コンテンツを早期に開発し、既存のファンのみならず新たな顧客獲得となり、まさに“一石二鳥”なメディア進出となりそうだ。




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