俳優の舘ひろしが、21日発売の『JUNON』2024年2月号（主婦と生活社）に27年ぶりに登場する。同誌に登場していた若かりし頃を振り返って、思い出話に花を咲かせた。

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　好意を伝える際の得意技を問われた舘は「全然モテモテじゃないよ。君ら誤解してるよ。どんなに苦労してひとり涙で枕をぬらしたか（笑）」と前置きしつつ「それは企業秘密だから言えない（笑）」と、やはり得意技がある様子。

　そして、「僕だって、自信はないよ。すべてに関してまったく不安なままいつも迷ってる」と言い「『不安定だったり、危ういもの』って僕はエンターテイメントだと思うんだよ」と持論を展開。「たとえば、ここにドンと安定した人形の置物と壊れそうな人形があったら、人間は後者を見る。危ういっていうか。君も『危うい男』が好きでしょ？僕自身、安定を求めないというか、潜在的に『安定するのはイヤだ』みたいなのがあるんじゃないかな」と説明した。

　演じてきた役柄の振れ幅について聞くと、「俺がこの歳でも俳優としていられるのは、たぶん『あぶない刑事』があって、それから『パパとムスメの7日間』があると思うんだけど、これをやるときは勇気がいったね」と回想。「あの作品は、娘と入れ替わって僕が女の子になるわけだから。事務所にも『これはやらないよね』って言われたの。でも『いや、俺はちょっと考えたい』と。方程式としては、今までのハードボイルドな舘ひろしを支持してる人は見ないだろうと思った。僕の親父なんて『ひろしは情けない』ってテレビを消しちゃったらしいからね。ところが、10代から20代の女の子たちはきっと面白がって見てくれるかもしれない。だったら『やるべきだな』って思った」と経緯を明かした。

　今号の表紙は、創刊50周年を記念して、EBiDANの9グループ（超特急、M!LK、SUPER★DRAGON、さくらしめじ、ONE N' ONLY、原因は自分にある。、BUDDiiS、ICEx、Lienel）総勢62人が登場する。通常版は、集合写真が裏表紙を飾り、9グループのピンナップが付く。特別版は62人が表紙と裏表紙をジャックし、62人全員分のプロフィールカードが付くスペシャル仕様となる。