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満島ひかり×岡田将生、新作映画で14年ぶり共演 『アンナチュラル』『MIU404』の世界線と交差するノンストップ・サスペンス【コメントあり】

 監督・塚原あゆ子、脚本・野木亜紀子が3度目のタッグ。ドラマ『アンナチュラル』(2018年)と『MIU404』(20年)の世界線と交差する(シェアードユニバース)、完全オリジナル映画『ラストマイル』が来年(24年)夏に公開されることが明らかになった。出演は、満島ひかり岡田将生。2人は、映画『悪人』(10年)以来、14年ぶりの共演となる。ティザービジュアル・ティザー映像(30秒)もあわせて解禁となった。

ドラマ『アンナチュラル』と『MIU404』の世界線と交差する(シェアードユニバース)、完全オリジナル映画『ラストマイル』2024年夏に公開 (C)024「ラストマイル」製作委員会

ドラマ『アンナチュラル』と『MIU404』の世界線と交差する(シェアードユニバース)、完全オリジナル映画『ラストマイル』2024年夏に公開 (C)024「ラストマイル」製作委員会

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 『アンナチュラル』の法医学ミステリー、『MIU404』の機捜エンタテイメントに続く、新作『ラストマイル』は、塚原監督いわく「夜にポチッと注文した荷物が、貴方に届くまで」の物語。ネットや流通システムの隠れた姿を映し出す。「ビールとポップコーンにあう映画にしようと始まった作品」(塚原)と説明しているとおりのノンストップ・サスペンスエンタテインメント。

 11月、流通業界最大のイベントのひとつ、「ブラックフライデー」の前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展していく。誰が、何のために事件を仕掛けたのか。残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか。世界的な巨大ショッピングサイトを舞台に物語は展開し、起こった事件の先にどんな世界がつながりあうのか…。

 満島が演じるのは、事件の舞台となるショッピングサイトの関東センター長・舟渡(ふなど)エレナ。塚原監督作品に初参加となる満島は「塚原あゆ子組に参加してみたいという前のめりな気持ちが勝り参加しました」と明かし、「難解な本でしたが、監督や岡田さんと謎を解いてゆく撮影現場は面白いものでした」と振り返る。

 岡田は、エレナに振り回されながらも事件解決に奔走する同センター・チームマネージャー・梨本孔(なしもと・こう)を演じる。岡田も「どんな役でも参加したいと熱望していたのがようやくかない、そしてとても難しい役をいただき、現場では常に頭を抱えながら監督と満島さんと、この難しい脚本に臨ませてもらいました」とコメントしている。

 あわせて解禁となった特報映像は、ショッピングモール内での爆発と「届いた荷物は、爆弾だった」というひと言で、一気に息つく暇もない展開へ。連続爆破事件の発生により、本来止まることを許されない流通システムが止まることは、まさに世界が止まるほどの一大事件となることを予感させる、本作の緊張感をそのまま切り取ったような映像になっている。

 たった30秒の映像の中でも、震えて涙ぐむ姿、荷物を運ぶベルトコンベアーを見つめながら「止めませんよ、絶対」と言い切る姿など、さまざまな表情を見せるエレナ(満島)だが、それぞれの表情が意味するところとは?

■満島ひかり(舟渡エレナ 役)のコメント

 『ラストマイル』の主演が私で良かったのか、今もまだ自信を持てないでいますが、塚原あゆ子組に参加してみたいという前のめりな気持ちが勝り参加しました。塚原さんの人気は見て聞いていましたが、撮影が終わった今も、また共に現場を過ごしたいと感じる、魅力的な監督さんです。

 野木さんの脚本マジックには、今作でもほぅと唸らされるところがあります。感情をあまり描いていないのに、登場人物たちが状況に没頭することで、隙間からその人だけの気持ちを感じられる。

 難解な本でしたが、監督や岡田さんと謎を解いてゆく撮影現場は面白いものでした。共演は14年ぶりでしょうか?やっぱり岡田将生さんは不思議な佇まいを持つ俳優さんで、彼にしか出せない品性とおかしみをとても素敵に感じます。柔らかいのに男性らしい、岡田さんの背中に何度か助けてもらいました。静かなるサポートに、感謝しています。

 撮影中も、終えたあとも、完成作を一足先に観た今も、映画『ラストマイル』は物語が決まりきらずに動いている感じがします。あまり持ったことのない感想です。主人公・舟渡エレナの選択したことの続きはまだ、私の毎日の中にもあります。私たちの日常で、身の回りで起こっている止められない現実。一人の力では動かせない苦しさの連鎖。観る方がどんな気持ちになって、どんな余韻で日々をすごしてゆくのか、そんなことを想う映画でした。

■岡田将生(梨本孔 役)のコメント

 念願のチームに参加させていただきました。どんな役でも参加したいと熱望していたのがようやくかない、そしてとても難しい役をいただき、現場では常に頭を抱えながら監督と満島さんと、この難しい脚本に臨ませてもらいました。

 脚本の野木さんとは以前お仕事させてもらってからだいぶ時間が空いたのですが、この脚本の密度が濃すぎて重たい何かを渡された感じでした。満島さんも10年以上ぶりでして、この方の前で嘘がつけない。見透かされる。こんなにも自由に、嘘がなく、カメラの前に立つ姿は見惚れてしまうほどすてきでした。

 この映画から皆さんが受け取る、感じ取るものは様々だと思いますが、こんなにもワクワクする映画もないかと思われます。期待して待っていただけたらうれしいです。

■塚原あゆ子(監督)のコメント

 この度、素晴らしいキャスト・スタッフに集まっていただき、野木さんとの映画が実現しました。連ドラと同じ世界線での3作目ですが、今回は「夜にポチッと注文した荷物が、貴方に届くまで」のお話です。ビールとポップコーンにあう映画にしようと始まった作品です。ワクワクドキドキしながら楽しんでもらえたらうれしいです。

■野木亜紀子(脚本)のコメント

 お待たせしました、3作目です。法医学者、機捜刑事ときて、今回は会社員。21年のはじめ、どんな映画がいいか塚原監督に訊ねたら「宅配荷物が爆発する話は?物流が止まると大変」とのこと。そのワンアイデアで一本書きました。憧れの満島ひかりさんを召喚することに成功、久方ぶりの岡田将生さんも来てくれて、幸せな座組が実現しました。無謀な台本を見事に顕現させる剛腕、それでいて情感豊かに紡ぎだす塚原監督の新たな世界を、スクリーンで堪能してください!

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