2024年新春に放送されるテレビ朝日開局65周年記念 松本清張 二夜連続ドラマスペシャル 第一夜『顔』（1月3日放送　後9：00）と第二夜『ガラスの城』（1月4日放送　後9：00）のメインビジュアルが公開された。

　第一夜『顔』では、後藤久美子と武井咲の初共演＆W主演が実現。これまで幾度となく実写化されてきた名作を人気脚本家・浅野妙子の手で現代版へと大胆にアップデート。《覆面アーティスト》井野聖良（武井）と殺人犯を目撃した《弁護士》石岡弓子（後藤）の、追いつ追われつのサスペンスを描く物語。

　関わり合うことなどなく生きてきた人生のごとく、背中合わせで佇む2人のビジュアル。しかし、ある出来事をきっかけにその人生は交わり、激しく交錯…そして火花を散らしていくことになる。センターで華やかなスポットライトを浴びる聖良のシルエットは、そんな予期せぬ運命を表すかのように、弓子の向くほうへと…。

　美しい顔と歌声を持ちながら、聖良が「顔を出さずに」アーティスト活動をするのは、彼女が「殺人犯」だったから。聖良が身を置く煌びやかな表舞台を象徴するようなゴールドを背景に、運命に導かれた2人の女性はどんな未来を見つめているのか。

　そして波瑠の主演で贈る第二夜『ガラスの城』（脚本／大森美香）は、《エリートたちが集う大手商社内で起きた部長殺人事件》を糸口に、誰もが怪しい（!?）事件の真相と確執、出世、欲望、愛憎…社内に渦巻く数々の欲望をあぶり出していく社会派ミステリー。

　舞台となる大手商社は都心に颯爽とそびえ立つガラス張りの高層ビルで、作品タイトルにも象徴されているように、まさに《壮麗なガラスの城》といった佇まい。メインビジュアルもガラスの質感のようなブルー系のトーンで統一しつつ、“ガラスの城”の中で巻き起こる人間模様を外側から多角的にのぞいているようなイメージの分割表現で構成している。

　そんなメインビジュアルには、それぞれ事件の独自捜査に乗り出す地味な一般職・的場郁子（波瑠）＆出世頭のバリキャリ課長・三上田鶴子（木村佳乃）、そして的場が犯人なのでは…と疑いながらも、やがて協力し合いながら捜査を進めていく刑事・佐原壮馬（満島真之介）が勢揃い。3人をガラスの鋭いエッジで区切られた世界に独立配置すると同時に、それぞれの立場や思惑、目線が交錯する世界観を構築した。