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KANさん、最後のSNS投稿が涙さそう ビートルズ“最後の新曲”見届け「エンディングも美しいですね」

 シンガー・ソングライターのKANさんが亡くなった。61歳だった。17日、公式サイトで発表された。公式SNSの最後の投稿は今月10日で、ザ・ビートルズの新曲への喜びをつづっていた。

KANさん (C)ORICON NewS inc.

KANさん (C)ORICON NewS inc.

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 「KAN_official」のX(旧ツイッター)では「The Beatles【NOW AND THEN】(Official Music Video)やっと観た!」と伝え、「やぁ・・・、いろんなことが素晴らしぎて書き尽くせない。エンディングも美しいですね」とつづっていた。

 ザ・ビートルズの“最後の新曲”「ナウ・アンド・ゼン」は、1970年代にジョン・レノンが作成したデモテープから、最新技術を用いてジョンの歌声を抽出し、ビートルズ“最後の新曲”として作り上げたもの。54年ぶりに全英チャートで1位を獲得した。

 その10日後、KANさんの訃報を受け、涙をさそった。コメント欄には「最後の投稿がThe Beatlesとは」「20代から50代私も歳をとったけど、KANちゃん早すぎますよ!ビートルズの新曲聴けて本当に良かった。これからもずっとKANちゃんの曲聴きます」「アーティストって亡くなっても作品が永遠に残る尊い仕事ですよね。(中略)きっとKANさんの作品も受け継がれてそうなっていくはずです」など、別れを惜しむコメントが殺到している。

 KANさんは今年3月18日、公式サイトで「突然ですが、どうにも洒落にならない御報告です。『がん』が見つかりました」と報告。「昨年秋に発症した腹痛が数週間継続したので病院に行き、検査を繰り返すうちにだんだん深刻な雰囲気になり、大きな病院に移って、更に多様な検査の後、組織摘出手術を行い、病理検査の結果、『メッケル憩室癌(がん)』と診断されました」と明かしていた。

 1987年4月、『テレビの中に』でレコードデビュー。91年にリリースした「愛は勝つ」は200万枚を超える大ヒットとなった。同年12月、『第33回日本レコード大賞』ポップス・ロック部門で大賞を受賞。『第42回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たす。13年12月、『第46回 日本有線大賞』で特別賞を受賞した。

 やまだかつてないWink「さよならだけどさよならじゃない」、森高千里くまモンもん」作詞(小山薫堂と共同)・作曲・編曲や、数多くの楽曲も手がけた。

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