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堂本剛、突発性難聴の後遺症と闘う「バラード曲は挑戦そのもの」 8・26アルバム配信&10月にバラードライブ開催を発表

 .ENDRECHERI.(エンドリケリー)こと堂本剛が8日、大阪・オリックス劇場でイベント『.ENDRECHERI. Erother_meeting Do more the E_FUNK』を行い、8月26日にアルバム『Super funk market』をデジタル配信し、10月にバラードライブ『.ENDRECHERI. Ballad of FUNK』を開催することを発表した。

突発性難聴の後遺症と闘いながらもバラードに挑戦する.ENDRECHERI.こと堂本剛

突発性難聴の後遺症と闘いながらもバラードに挑戦する.ENDRECHERI.こと堂本剛

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 シンガー・ソングライター堂本剛の20周年を記念したニューアルバム『Super funk market』は、自身の“現在地”を示す「FUNK side」と、ピアノの優しい旋律に歌声をのせた「バラードside」の両方を楽しめる全22曲入り。アルバムリード曲「Super funk market」、最新曲「I, Knew Me」のほか、ピアノアレンジされたデビュー曲「街」が、ついにデジタル解禁される。

 また、10月10日の東京ガーデンシアターを皮切りに、バラードライブ『.ENDRECHERI. Ballad of FUNK』を開催することも決定。あわせて、バラードに対する想いを明かしたインタビューが公開された。

 過去に患った「突発性難聴」の後遺症と今も闘っているという堂本は「バラード曲は、いまの僕にとって、特にハードルが高く、挑戦そのものです」と告白。アルバムのバラードsideも「挑戦の連続だった」と明かしつつも、「作詩・作曲・アレンジ、楽器演奏に加え、耳を患った事から開発した歌唱法まで、僕の音楽へのアプローチを様々な面から楽しんでもらえたら幸せです。そこには出逢ったことのない眩しい愛があるはずです」と伝えている。

■堂本剛インタビュー

――自分を生きる。いまを生きる。堂本剛が考える「生」

最近、僕がパーソナリティを務めているラジオ番組では、10 代、20 代のリスナーの方々が増えているんです。番組に寄せられるメッセージには、みなさんが日常の中で心の内を相談したり、語り合ったりする場所や時間や相手が、とても少なくなっているのではないかと感じます。「自分を生きる」。言葉では簡単ですが、そう決意することにも勇気が必要ですよね。僕自身も10代からもがき苦しんで今日まで生きてきました。

かつて、僕の命の色は、いまにも消えそうでした。もう一度生きよう、そのきっかけをくれたのが音楽です。本気で音楽に向き合う。そう決意したあのときから、僕の熱量は変わっていません。音楽は、「いまを生きる」という実感と幸せを僕にくれました。救ってくれた音楽へといつの日も感謝を伝えたい。そして自分と同じような状況にある人を、その音楽で救いたい。様々な悩み、苦しみを抱える人たちのエールになれたら。たった1ミリでもいい、一緒に前進する事が出来たら。その一心で、自分自身の音楽を命を続けてきました。

――後遺症と闘いながら、歌い紡ぐバラード

過去に「突発性難聴」を発症しました。傍目には理解されづらいのですが、現在も後遺症と闘っています。音の振動が鼻腔や骨に響き、音程をとることが困難な状態。スピーカーの割れた音を想像していただくとわかりやすいと思いますが、音量が上がるにつれ、耳の中でハウリングしたようになります。さらにロングトーンになるほど、正しい音程をとる事が厳しくなる。そのためバラード曲は、いまの僕にとって、特にハードルが高く、挑戦そのものです。

コロナのルールが変更になる前から行っていた最新アルバムのレコーディングでは、日本中の人たちが、様々な場面で闘っている事を意識していました。自分も闘う事を諦めたくない。挑戦をする姿勢が、時代へのエールに繋がればいい...そう考えて、ピアノとボーカルを基本にしたバラード曲に何曲も取り組みました。僕のバラードを聴いてくれた人が、心の傷と向き合い、たくさん泣いて、そしてその心から1ミリ動き、新しいスタートを切ることができるように。今回、ライブのバラード公演を決めたのも、こうした想いからです。

今年に無料の情報サービス会員サイト「funk love」を設立したんですが、そこから発信する.ENDRECHERI.の新しい取り組みは、ファン層を広げています。10代の方々や、男性の方々も増え、この年齢からも新たな出逢いを与えて頂き、僕の人生にまた違う景色が見え始めました。生きてきたからこそ、この時間がある。.ENDRECHERI.のライブでは、直接来てくれる人にも、会場に来られない人にも、「独りじゃないからね」というメッセージを音に乗せて投げかけています。

だからライブ会場はもちろん、.ENDRECHERI.の音源を聴いて下さる時にも「自分を生きる喜び」という煌めいた心で楽しんで貰いたいと思っています。何も気にせず、自分の好きなファッションで、自分のメイクで、とことん「いまを生きること」を自由に楽しんでほしいんです。

――New Digital Album『Super funk market』について

僕にとって「funk」とは、「自分の命の匂い」。「funk」をプンプンさせている人が集まっている場所、という意味で『Super funk market』というタイトルに決めました。日本、地球...規模が大きいほどその平和なエリアが広がっていくイメージ。まずは自分だけからでもいい、友達や家族、どこでだってマーケットを作り繋げていく事ができる。自分を生きる、そんな決意表明をしている人たちとこの人生で出逢ってほしい。

挑戦の連続だったバラード曲はもちろん、日本一熱いファンクナンバーもたくさん収録しています。作詩・作曲・アレンジ、楽器演奏に加え、耳を患った事から開発した歌唱法まで、僕の音楽へのアプローチを様々な面から楽しんでもらえたら幸せです。そこには出逢ったことのない眩しい愛があるはずです。

■New Digital Album『Super funk market』収録曲

▼FUNK side
01. Super funk market
02. LOVE VS. LOVE
03. MYND
04. Pretty Phantom
05. Everybody say love 〜Heian Jingu Shrine Arrangement〜
06. 心鬼狼
07. cho_cho_chocol@te
08. 依存 BEAT
09. 1111111 〜One Another’s Colors〜
10. Rain of Rainbow 〜Heian Jingu Shrine Arrangement〜
11. I, Knew Me

▼Ballad side
01. 街 〜Acoustic Piano Arrangement〜
02. 春 涙 〜Acoustic Piano Arrangement〜
03. シンジルとウラギル 〜Acoustic Piano Arrangement〜
04. I’m you You’re me 〜Acoustic Piano Arrangement〜
05. ソメイヨシノ 〜Acoustic Piano Arrangement〜
06. 愛のひと 〜Acoustic Piano Arrangement〜
07. 太陽が遠い 〜Acoustic Piano Arrangement〜
08. Eye brow / BLUE
09. Heart Disc 〜Acoustic Piano Arrangement〜
10. あい
11. これだけの日を跨いで来たのだから〜Acoustic Piano Arrangement〜

■『.ENDRECHERI. Ballad of FUNK』
10月10日(火):東京・東京ガーデンシアター
10月11日(水):東京・東京ガーデンシアター
10月16日(月):東京・TOKYO DOME CITY HALL
10月17日(火):東京・TOKYO DOME CITY HALL ★
10月26日(木):奈良・なら100年会館 大ホール
10月27日(金):奈良・なら100年会館 大ホール ★
★=昼夜2公演

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