今年、創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニー。その記念作となるアニメーション最新作『ウィッシュ』（12月15日公開、全米公開は11月22日）の日本版ティザーポスターがお披露目となった。米国のディズニー本社が日本のためだけに特別に制作したもので、世界で初めて主人公アーシャのビジュアルが入ったものとなっている。

　本作は、ディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を真正面からテーマとして描く、100年の歴史の集大成とも言うべき作品。これまで、『白雪姫』、『ピノキオ』、『シンデレラ』など、ディズニー作品の主人公たちは強く願う力で道を切り開いてきたが、本作ではそんな主人公たちが願いをかけ、彼女たちを見守ってきた“願い星”の原点が明かされる。

　物語の舞台は、”願いの国“と呼ばれる “ロサス王国”。ここでは自分の一番大切な願いを王様に捧げることで、どんな願いも叶うといわれている。しかし、この物語の主人公である17歳のヒロイン・アーシャは、まだ本当の願いの力を知らなかった…。前向きで明るく、王国の人々を大切に思っている彼女は、ある出来事によってこの夢のような王国に隠された”裏の顔“を知り、ディズニー史上最も恐ろしいヴィランに立ち向かうことになる。

　本作の制作にあたり、ウォルトの初期の長編作を参考に、クラシック映画とコンテンポラリーをミックスしたアイデアを取り入れ、タイムレスな水彩画調の2Dアニメーションと、最新の3Dアニメーションをブレンドした新たな描き方を開発したディズニー。

　解禁となった日本版ティザーポスターにも、クラシカルな雰囲気と新しさを融合させた世界観が表れている。主人公アーシャは、黄昏時の幻想的な空から現れた、不思議な魔力を持つ“願い星”のキャラクタースターを真っ直ぐに見つめ、何かを願っている様子。そのきらめく表情は、“願いの力”を知らなかったはずの彼女が、物語を通じて新たな希望を見出していくことを予感させる。

　また、同ビジュアルには、アーシャの相棒となる愛らしさ抜群の子ヤギのバレンティノの姿も。物語を彩るユニークな相棒は、歴代ディズニー作品の中でも欠かせない存在として、世界中に愛され続けてきたが、本作でも魅力あふれる人気キャラクターが誕生することとなりそうだ。

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」