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泉谷しげる、出演作を異例の“公開ダメ出し”「途中退席する人出ると思う」 その裏にある熱い思い「映画館、何気なく来ているわけじゃない」

 シンガーソングライターで俳優の泉谷しげるが3日、都内で行われた映画『断捨離パラダイス』舞台あいさつ(30日全国公開)に登壇。愛ある“公開ダメ出し”で、同作について語っていった。

映画『断捨離パラダイス』舞台あいさつに登壇した泉谷しげる (C)ORICON NewS inc.

映画『断捨離パラダイス』舞台あいさつに登壇した泉谷しげる (C)ORICON NewS inc.

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 ピアニストの白高律稀は、ある日突然、原因不明の手の震えによりキャリアを断たれてしまう。ピアノのみに人生を捧げてきた彼は、絶望から立ち直るべく、たまたまチラシで見かけたごみ屋敷専門の清掃業者「断捨離パラダイス」で働くことを決意する。破天荒な上司と、様々な事情を抱えた依頼者たち。華やかな世界から一転、律稀は想像を絶する世界を目撃していくことになるのだった。

 この日の舞台あいさつ冒頭から“泉谷節”がさく裂し「この程度で満足しちゃだめだよ!武蔵野館のお客さんは、うるさ型なんだよ。歴史のある武蔵野館だから。いい映画だなとは言ったけど、不満タラタラだよ。途中退席する人出ると思うよ」とニヤリ。ストーリーについても触れ「(主人公が)なんで『断捨離パラダイス』で働くようになったのか、描けてないよ(笑)!」と注文をつけ、笑いを誘った。

 撮影中は、何度もテイクを重ねたようで、泉谷は「何十回やらせんだよ!ふざけんなよ、この野郎。それで、大して魅力的に撮られないしよ(笑)!何回やらせた?」と“暴走”。武藤十夢が「監督から『武藤さん、ここの感情どう思っていますか?』と聞かれて、自分のことを話したら『本当にそれで合っていますか?』って言われて…」と監督との秘話を明かすと、泉谷が「こっちはバイトでやっているんだからさ、そっちで考えておけよ(笑)!」と畳みかけていった。

 さらに「映像っていうのは、ウソをつくわけだからさ。心と体は別なんで!なげーなとか、またやんのかよとかさ(笑)。それで、機嫌の悪い顔になってるのもある。『このバカ監督が!』って(笑)。労働なんだから、一個人の作家の満足でやるもんじゃない!作業なんだから。早く終わった方がスタッフも楽なんだし」とぶっちゃけながらも「打ち上げは楽しかったな。本当に楽しい映画になっていますね(笑)」と呼びかけた。

 最後には、改めて「あんまり期待しないで、まびいてまびいて…。やっぱり、オレは観客が気を使うようなやさしさをもって、映画を見なきゃいけないっていうことは、決していいことではないと思うので、正直な反応がいいかな。つまんないならつまんないって、叩きのめした方がいいと思うよ」と熱弁。

 その上で「だから、やっぱり映画って出来不出来はすごく大事なことで、その人の時間の人生をかけて来ている場合もあるのよ。この映画館、何気なく来ているわけじゃないのよ。本当に見たくて来ている人もいれば、ある時間を共有したくて来ている人もいて、大事な時間なんだよね。その時間をみなさんと共有できたら、それはどれだけ幸せか。でも、厳しい判断もまた我らの励ましにもなるので、本当にそこは遠慮なく、感じたままを言っていただけたら、次につながれると思うので、ほんのちょっとでも楽しめたら、私は幸せです」と言葉に力を込めていた。

 舞台あいさつにはそのほか、篠田諒北山雅康、萱野孝幸監督も登壇した。

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  • 映画『断捨離パラダイス』舞台あいさつに登壇した泉谷しげる (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『断捨離パラダイス』舞台あいさつに登壇した武藤十夢 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『断捨離パラダイス』舞台あいさつの模様 (C)ORICON NewS inc.

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