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桐谷健太、コロナ禍を経て“覚醒” デビュー20年で主演作続く「自分と対話して感覚が変わった」

 現在放送中のテレビ朝日系連続ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(毎週木曜 午後9:00)で、ゴールデン帯初単独主演を務める桐谷健太(43)。2020年に放送された『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』の主人公・仲井戸豪太を桐谷が3年ぶりに演じることとなったが、前作からコロナ禍を挟んで3年が経ち、俳優として心境の変化があったそう。今年1月放送の『インフォーマ』(カンテレ)で連ドラ初主演を飾った際には「覚醒した」との発言も。昨年俳優デビュー20周年の節目も迎え、主演続きで絶好調の桐谷にその理由を聞いた。

桐谷健太 (C)ORICON NewS inc.

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■3年前とはおのずと違う''豪太''になっている。 役とともに自分自身も成長

――『ケイジとケンジ』(2020)から3年となりますが、「あの豪太が戻ってきた」という声多く見られました。3年ぶりに仲井戸豪太を演じてみていかがでしたか。

【桐谷】もちろん前作で演じた“豪太”というキャラクターは自分の中にあるんですけど、前作と全く同じになぞるという事ではなく実際、時間的にも3年経ってるという設定ですし、演じる自分自身も成長しているから、おのずといろんな変化はあるだろうなと思って作品に入りました。

――今回もパワフルな豪太が見られましたが、プライベートの桐谷さんも同じようなパワフルさを持っているイメージもありますが、実際は?

【桐谷】自分のやりたいことを信じてやっていくっていうところは似てるのかな…。でも、結局ドラマの世界観に入っていかなければならないので、あんまり自分との比較は全然していないです。どんな役でも、(自分と)似てるところがあっても、別に似ていなくてもいいっていうぐらいで考えています。

桐谷健太 (C)ORICON NewS inc.

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――妹役の比嘉愛未さん、目黒元気を演じる磯村勇斗さんとの再共演はいかがでしたか。ご自身でも「ここに戻ってきた」感覚はありますか。

【桐谷】ありますね。3年前の作品から、新しくなって帰ってくるという今作の中で、メンバーも結構変わってる中、いま挙げてくださったお二人や、変わっていないキャストたちを見るのはすごく落ち着きますし、ほっとします。3年前と同じメンバーがいるからこそ、今作にもすっと入れました。全員が変わっちゃってて、自分だけが豪太をまた演じるってなっていたら、また違う感じになっていたと思います。

――比嘉さんとは、前作よりもさらに“兄妹感”が増したように感じます。

【桐谷】前作の関係性があるので、本当に気の置けないというか、気楽に入れました。彼女自身が本当に普段から“お兄ちゃん”って呼んでくれているので、その感じが作品でも兄妹の空気感として現れるのはすごくいいなと思うし、僕もぱっと兄になれるので本当に大きい存在です。

――今作は、ゴールデン帯初単独主演作となりますが、現場では“座長”として意識していることや気をつけていることはありますか。

【桐谷】みんなが「こうやってみよう」とお芝居に挑戦できる空気感は作っていきたいなとか、待ち時間には楽しい雰囲気にしようとか、最初は考えていたんですけど、でも現場が勝手にそうなっていました(笑)。いまはそんな意識が高い状態で、悔いなく最後までやれたら1番だなと思っています。

桐谷健太 (C)ORICON NewS inc.

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――桐谷さんは同作を含めて、関西弁の役の印象が強いですが、関西弁の役だけではなく、標準語の役もこなすこともたくさんあります。関西弁のイメージは強みに働くと思いますか?

【桐谷】プラスじゃないですかね。自分は大阪で生まれたので、そういう役が来たら、イントネーションもすっとやれますよね。で、標準語の役をやれば、そのぶんキャラクターとして振り幅が大きく見えるのは強みだと思います。ある意味で2か国語を話せるのと同じ。標準語の役の時に、「関西弁じゃないと違和感ある」と言われたら負けですけど、言わせないっていう自信がある。全く違う役をやっているわけだから、そこは逆に振り幅として捉えていいんじゃないですかね。あと、関西弁と言っても1つだけじゃない。『インフォーマ』のときと、今作のときでは関西弁の話し方が勝手に変わります。一言で関西弁といってもいろいろあるわけで、それを使い分けるというのも一つの強みなんじゃないかなと思います。

――前作から3年。昨年には俳優デビュー20周年を迎え、『インフォーマ』で連ドラ初主演も経験されました。この3年で俳優としての心境の変化などはありましたか。

【桐谷】コロナ禍で緊急事態宣言が出たときに、3〜4ヶ月仕事がなくなっちゃった時期があって。その時間にすごくいい意味で、自分と対話できて、そこから自分の感覚が変わりました。言葉でうまく言えないですけど、「あ、俺はこういうことをやりたかったのか」と気づけたし、自分の好きなことだったり、好きな感覚であったりを見つけられた気がする。また、大人になっていく過程でくっついた余分なものがいらないなと感じて、「ありがとう」とさよならできた感覚があります。

桐谷健太 (C)ORICON NewS inc.

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――『インフォーマ』の記者会見では「“覚醒”した」と話されていましたが、そういった変化があったから?

【桐谷】そうかもしれません。『インフォーマ』のときの自分に“覚醒”っていう言葉が合ってるなと思いましたし、言葉的にキャッチーでしたから(笑)。だから、これからも自分の感覚が変われば、きっと環境もどんどん変わってくるだろうし、そこはワクワクしてます。

――今作も覚醒した桐谷さんの魅力が光る作品になっていると思います!これから物語はラストスパートに入りますが、最後に、楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。

【桐谷】最後までずっと豪太は情熱を持ってかけ回ってます!みなさんが本当にいい味を出していて、すてきなキャラクターばかりなので、木曜9時にあいつらに会いたいと思っていただければうれしいです!

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