俳優の田畑智子（42）が、舞台『ウィングレス（wingless）−翼を持たぬ天使−』公演初日会見に、主演のふぉ〜ゆ〜・福田悠太（36）のほか、大野いと（27）、渡辺いっけい（60）、鴻上尚史氏（64）とともに参加した。

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　鴻上氏が作・演出を手がける「KOKAMI@network」シリーズの第19弾となる本作は、約2年ぶりに鴻上氏が書き上げた新作。翼を捨てた元天使が人間を救う戦いに挑む冒険を描いた、思い切り笑って泣ける、歌もダンスもありのエンターテインメント。

　人間の女性に恋をして翼を捨てるも即失恋し、もう一度天使に戻るため人間を救う冒険に挑む主人公の元天使・榊原一郎を福田が演じ、元夫のDVから逃げ出した母親・森川彩子を田畑が演じる。

　4歳と2歳の子どもを育てる田畑は、「母になってから、あまり母親役というものをやったことがなかった。今回、母親になったからこそできる役なんじゃないかと、日々感じています」と意気込みを語る。

　会見では、天使が人間を“救う”冒険がテーマということで、最近救われたことが質問された。田畑は、「稽古の動画を家で見ていたら、子どもが（天使姿の福田を見て）『これ何？』って言い出したので、『天使なんだよ』と説明すると、悪魔は出てくるのかという話になった」といい、それから「ママは悪魔と戦ってるの？」と子どもたちは思ったそうで「それから毎日、稽古に行く時には『ママ、今日も悪魔と戦ってきてね』って言われ、帰ったら『どうだった？勝った？』という会話をするのが毎日の救いです」とほのぼのエピソードを披露。

　その話を聞いた共演者たちは口々に「いい話だ…」と和やかなムードとなっていた。

　同作は5月1日から21日まで、東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて、27日・28日に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。