芸歴40周年を迎えた吉本新喜劇の内場勝則（62）が11日、大阪・なんばグランド花月（NGK）の本公演で3年10ヶ月ぶりに座長を務めた。妻の未知やすえ（59）とおそろい衣装で仲むつまじく共演し、クライマックスでは舞台上で“永遠の愛”を誓い、万雷の拍手を浴びた。

【写真】その他の写真を見る

　内場は1985年に吉本新喜劇に入団し、99年から吉田ヒロ、辻本茂雄、石田靖とともに座長に就任。ボケもツッコミもできる柔軟性や、キャラクター“アホぼん”などで人気となった。プライベートでは92年に座員の未知と結婚し、おしどり夫婦としても知られる。

　芸歴40周年を記念してNGKで久々に座長を務め、きょう11日から17日までの7日間、「内場夫婦の秘密でいぃー！」を上演。喫茶店が舞台のストーリーで、内場はマスター役、未知は店員役を演じた。夫婦としても結婚30周年の節目とあって、記念の作品となった。

　劇中では、不倫疑惑ももちあがるなか、最後は内場から未知へサプライズ。ひざまずき、妻へ指輪をプレゼントし、「40年、50年と僕のそばにいてください」と愛を誓った。ラブラブオーラに、客席が沸き立った。

　終演後には、内場が「芸歴40周年と結婚30周年で、内輪なことですけど絡めさせていただいた。やってよかった」と照れながら告白。劇中と同じセリフを求められると、「目を見られへん」とはにかんだ。未知は「舞台に立っている“内場くん”が好き。選んでよかった。全部が好き！」と幸せそうにほほ笑んだ。吉田裕らが見守った。