韓国でも深刻化する犯罪の一つである振り込め詐欺を描いた映画『声／姿なき犯罪者』（10月7日より全国順次公開）の登場人物を紹介するキャラクター予告に続いて、主演の俳優ピョン・ヨハン＆共演のキム・ムヨルのコメントを収録した動画を到着した。

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　映画『茲山魚譜 チャサンオボ』、ドラマ『ミセン-未生-』など、映画・ドラマ問わず活躍するピョン・ヨハンは、本作で振り込め詐欺本拠地に潜入する被害者で元刑事ハン・ソジュンを熱演している。

　キャラクター予告では、ソジュンの妻のもとに、警察を名乗る男から一本の電話が…。そこから巧妙な手口で振り込め詐欺の罠にかかってしまう。会社と自分たちの金あわせて30億ウォンを取り戻すため、相手を「殺す」覚悟でソジュンが詐欺組織に潜入する決死の様子が描かれる。

　『悪人伝』のキム・ムヨルが演じるのは、巨大な詐欺組織の総責任者クァク。「目標額は180憶ウォン！　地獄を味あわせてやろう」と詐欺軍団を鼓舞する、極悪非道な犯罪者を狂気の表情で演じる。

　また、『アジョシ』『名もなき野良犬の輪舞』など数々の映画で悪役として存在感を放つキム・ヒウォンは、本作では詐欺犯を追う知能犯罪捜査隊チーム長イ・ギュホを存在感たっぷりに演じた。

　『パラサイト　半地下の家族』で豪邸の家政婦ムングァンの夫を演じて話題となったパク・ミョンフンは、詐欺のコールセンター監視者チョンを怪演。潜入するソジュンの前に立ちはだかる。

　元刑事の被害者VS振り込め詐欺組織VS知能犯罪捜査隊、それぞれのリアリティある演技が “振り込め詐欺”の怖さと、我々の身近なところに犯罪があることを実感させる。

　1分50秒過ぎからのメッセージ映像では、ピョン・ヨハンとキム・ムヨルが演じた役を紹介しつつ、「多くの被害者がいながらも、加害者の足跡一つ見つけることのできない振り込め詐欺の実態を描いた本作を観ていただきたいです！」（キム・ムヨル）と強調。「ぜひ劇場で本作をご覧ください」（ピョン・ヨハン）と笑顔でメッセージを寄せている。

　映像のおわりには、元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課の刑事で、TVのコメンテーターとしてもおなじみの佐々木成三氏のコメントが表示される。日本での公開に先駆けて本作を鑑賞した佐々木氏は「犯罪組織のセクションが細分化されている様子などかなりリアル！　昨年の日本の特殊詐欺被害額は約280憶円を超え、警察と犯罪組織はいたちごっこの状態。本作は特殊詐欺犯罪の抑止につながる一作と確信！」と絶賛。

　さらに、「振り込め詐欺犯からの電話が掛かってくる可能性がありますので上映中携帯電話はマナーモードに」と注意喚起して終了する。

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