9月25日に行われる格闘技『超RIZIN』＆『RIZIN.38』（さいたまスーパーアリーナ）の対戦カード発表会見が都内で行われ、榊原信行CEOはフロイド・メイウェザーVS朝倉未来の試合について「フリーウエイト（制限体重なし）で実施する」と明言した。

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　未来は、先日にハワイで行われた会見の裏側を紹介する自身のYouTube動画で、この一戦が「体重制限がない」と明かしていたが、会見でこの点を聞かれた榊原氏は「当初は70キロ契約と話をしていたのですが、メイウェザーが試合前に公開の軽量という形を取るくらいなら『何キロでもいい』と。未来も『自分もそれでいいです』ということで、フリーウエイト制でいきます。当日に何キロでこようと、お互いに確認することもない」と説明。

　このルールが「どちらに有利に働くか」と問われると「未来にとって、肉体的にも精神的にも追い込まれる減量から解放されるのは大きいんじゃないですか。体格差では未来のほうが有利ですから、そこを生かせるから『勝機はだいぶ増えました』と言ってるんで、未来にとってプラスになるのでは」と語った。

　メイウェザーは昨年6月、アメリカで人気YouTuberのローガン・ポールと対戦し、前日軽量で15キロもの体重差があったが、圧倒的なテクニックで翻弄しつづけ8ラウンド引き分けとなっていた。榊原氏は「メイウェザーとしては、未来が何キロできても俺が勝つから、という感じなんだと思います」と、メイウェザー陣営の狙いを推測した。

　また、この試合で使用されるボクシンググローブは、「最終的にまだ決めてない」と前置きしながら、「たぶん10オンスになる」ことも明かした。3分3ラウンドと通常のボクシングに比べて短い試合時間となるが、体格差を生かして未来が世紀のアップセットを実現させるのか。

　今大会はABEMAで初めてPPV中継されることも発表され、『超RIZIN』と『RIZIN.38』の2大会セットが、プレミアム会員なら前売り4800円と5000円以下で視聴することができる（当日は5280円）。非会員は前売り6000円、当日6600円（全て税込）。