キャラメルは何からできているの?
キャラメルの材料は、砂糖、生クリーム(または牛乳)、バター、はちみつ。あの濃厚な味わいは、乳製品が材料に使われているからなんです。それを煮つめて、冷やし固めたら完成! 冷やし固めなければ、「キャラメルソース」になります。キャラメルとカラメルはいっしょ?
キャラメルとカラメルは、どちらもポルトガルの砂糖菓子をさす「caramelo(カラメロ)」が語源。一見同じもののようですが、じつは材料が異なります。カラメルは水と砂糖だけを使い、キャラメルと同様に煮つめたもの。プリンにかかっているほろ苦いソースといえば、わかりやすいですよね。生キャラメルの「生」とは?
生キャラメルは、キャラメルよりもさらにやわらかい舌ざわりが特徴。キャラメルと作り方はいっしょなのですが、「生」とつくのは、生クリームの量が通常より多く配合されているから。そう、生クリームの「生」だったのです。そのため、キャラメルがしっかりとした食感があるのに対して、生キャラメルは生クリームの量が多いぶん、粘度が低くく、とろりとした食感に。キャラメルが茶色いのは焦げているから?
ところでキャラメルの色が茶色いのは、どうしてだかわかりますか? 煮つめた際に焦げてしまったから? いえ、そうではありません。材料の砂糖と生クリームなどの乳製品が、加熱することで茶色く変化するからなんです。砂糖を加熱して色が変わる現象は「カラメル化」といって、キャラメルを作るときの温度では、薄い黄色に。さらに乳製品に含まれるアミノ酸も砂糖といっしょに加熱されると茶色く、そして香ばしい味わいになるのです。これを「メイラード反応」といって、この2つの現象がキャラメルの色とおいしさのヒミツにもなっているんですね。
今度キャラメルを食べるときに、ここで学んだことを子どもにクイズ形式で話してみて。おやつタイムが、さらに楽しくなりますよ♪
(『こどもオレンジページ No.5』より)
関連記事
どうしてグミはぷにぷにしているの? その不思議を研究!赤身の魚と白身の魚の違いって何だろう?
小麦粉からうどんやパンができるのはなぜ? 小麦粉のヒミツを探る!