月刊誌音楽の友
雑誌 音楽の友
音楽の友 2024年6月号
- シリーズ―アーティストを読む Vol.1 井上道義/若き逸材たち―最前線レポート Vol.2
- 別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- 定価
- 1,100円 (本体1,000円+税)
- 判型・頁数
- A4変
- 発行年月
- 2024年5月
- JANコード
- 4910021290648
- 商品コード
- 032406
上記リンクの他、書店、楽器店、他ネットショップにてご購入いただけます。
今月号の内容
特集
●シリーズ―アーティストを読む Vol.1 井上道義
(井上道義/戸部亮/池田卓夫/渡辺正治/床坊 剛/西江辰郎/石川浩/中村孝義/山崎浩太郎/山田治生/相場ひろ/西村 祐/増田良介/渡辺和彦/一柳富美子/満津岡信育/佐藤正浩/小林沙羅/森山開次)
現代に活躍するアーティストにスポットをあてる特集シリーズ「アーティストを読む」。初回に取り上げるのは今年指揮者引退を発表している井上道義。井上のロング・インタヴューや各オーケストラとのラスト・コンサートのレポート、井上をよく知る人物が語るエピソードなど、様々な角度からアーティスト・井上道義を見ていく。
特別企画
若き逸材たち―最前線レポート Vol.2
(山田治生/道下京子/萩谷由喜子/長井進之介/柴田龍一/國土潤一/上田弘子/高山直也/渡辺和彦)
全国の演奏シーンから、反田恭平(指揮、p)×ジャパン・ナショナル・オーケストラ、角野隼斗(p)、サントリーホールオペラ・アカデミー、葵トリオ、黒木雪音(p)、薬師寺典子(S)、本堂竣哉(p)、三村梨紗(tp)、ほのカルテット、岡本侑也(vc)、庄司雄大(hrn)の公演をご紹介。
カラー
●[Interview]Starring Artist 井上道義(指揮) & 森山開次(演出) 最後のオペラ― 最愛のオペラ 新たな《ラ・ボエーム》の世界へ(小室敬幸)
●[Interview]前橋汀子(vn) 傘寿記念を迎え、さらなる歩みを
●[Interview]石田泰尚(vn)「 石田組」結成10周年!(片桐卓也)
●[Report & Interview]牛田智大(p) ピアノ・リサイタル(真嶋雄大)
●[Report]ザルツブルク復活祭音楽祭2024(来住千保美)
●[連載]宮田 大 Dai-alogue~音楽を語ろう(25)(最終回) ゲスト:ニコライ・バーグマン(フラワーアーティスト)(山崎浩太郎)
●[新連載]篠崎史紀 MAROの軌跡― Track1(篠崎史紀/長井進之介)
●[連載]島と海と音楽と(2) ― 小豆島編 ゲスト:望月 京(作曲家)(石渡美奈/渋谷ゆう子)
●[連載]髙木竜馬のガイドで登る 名峰ブルックナー(2) 交響曲第5番(髙木竜馬/小室敬幸)
●[連載]マリアージュなこの1本~お酒と音楽の美味しいおはなし(47)〈ゲスト〉田中彩子(S)(伊熊よし子)
●[連載]小林愛実ストーリー(16)(小林愛実/高坂はる香)
●[連載]和音の本音(46)― シューベルトを歌ってⅠ(清水和音/青澤隆明)
特別記事
●北九州市立響ホール 2024年度シーズンの魅力
●[Report] すみだトリフォニーホール―ホルスト「組曲《惑星》」ボイジャー楽章付き 世界初演(長井進之介)
●[対談] 福間洸太朗(p)×小川典子(p) 第32回レアピアノ・ミュージック(長井進之介)
新連載
●下野竜也 人生棒に振る!? ―誌上指揮レッスン(1) 作曲家からの手紙(下野竜也)
連載
●猪居亜美のGuitar’s CROSS ROAD(15) ブラック・ベイル・ブライズ(猪居亜美)
●オペラ MenuとRecipe(13)―オペラと言語(山田治生)
●池辺晋一郎エッセイ 先人の影を踏みなおす(51)―外山雄三(池辺晋一郎)
●いまどきのクラシックの聴きかた(21)~もっとステキにいい音で(生形三郎/飯田有抄)
●音楽家の本棚(15)阿部加奈子(指揮)(後藤菜穂子)
Artists Lounge ~今月のインタビュー
●フレッシュ・アーティスト・ファイル Vol.60 鈴木愛美(p)
●ツォトネ・ゼジニゼ(p・作曲)(池田卓夫)
●田崎悦子(p )(真嶋雄大)
●アテフ・ハリム(vn)(小倉多美子)
●モルゴーア・クァルテット〔荒井英治(vn)/ 藤森亮一(vc)〕
●山本純ノ介(作曲・指揮)(池田卓夫)
Reviews & Reports
●Concert Reviews 演奏会批評
●〈海外レポート〉
●今月の注目公演 バーデン=バーデン復活祭音楽祭2024(来住千保美)
●イギリス(秋島百合子)/フランス(三光 洋)/イタリア(野田和哉)/オーストリア(平野玲音)/ドイツ・1(中村真人)/ドイツ・2(来住千保美)/スイス(中 東生)/ロシア(浅松啓介)/アメリカ(小林伸太郎)
●〈イヴェント・レポート〉関西6オケ!2024(中村孝義)
●〈イヴェント・レポート〉ダニール・トリフォノフ(p)in 東京(道下京子)
●〈イヴェント・レポート〉第13回音楽大学フェスティバル・オーケストラ(高山直也)
DISC SPACE
●今月の「友」印―注目ディスク紹介(青澤隆明/伊藤制子)
●SPECIAL TOPICS ゲルバーのベートーヴェン/レーグナーのブルックナー(國土潤一/増田良介)
●今月の新譜レヴュー(片桐卓也/岸 純信/真嶋雄大/満津岡信育)
●「観る」クラシック―映像作品紹介(山崎浩太郎)
●新譜一覧(編集部)
News & Information
●スクランブル・ショット・エクストラ
●藤井隆太氏が二つの公演に出演/加藤訓子新作発表会(伊藤制子)/芦屋国際音楽祭(中村孝義)
●スクランブル・ショット+音楽の友ホールだより
●アート・スペース①(映画:中村千晶/舞台:横溝幸子/展覧会:花田志織)
●アート・スペース②(書籍:小沼純一/満津岡信育)
●音楽番組一覧
●読者のページ
●編集部だより(次号予告/編集後記/広告案内)
PR
●富士山マガジン・キャンペーン
https://www.ongakunotomo.co.jp/information/detail.php?id=3301
表紙の人
●井上道義(c)田頭真理子
1946年東京生まれ。桐朋学園大学で齋藤秀雄に師事。1971年にミラノ・スカラ座が主催するグィド・カンテルリ指揮者コンクールに優勝して以来、一躍内外の注目を集め、世界的な活躍を開始。ニュージーランド国立交響楽団・首席客演指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団・音楽監督、京都市交響楽団・音楽監督/第9代常任指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢・音楽監督、大阪フィルハーモニー交響楽団・首席指揮者を歴任。オーケストラ・アンサンブル金沢桂冠指揮者。2024年12月30日に指揮活動を引退する。
●森山開次(c)田頭真理子
舞踊家/振付家/演出家。21歳からダンスを始める。2001年エディンバラ・フェスティバルにて「今年最も才能あるダンサーの一人」と評された後、みずから演出振付出演するダンス作品の発表を開始。能楽師とのコラボレーション、ベルリン・フィル×AI搭載ピアノとの競演、福祉施設に訪問・滞在しての映像製作プロジェクト、映画・広告出演、ファッション・写真作品とのコラボレーションなどジャンルを横断した活動は多岐にわたる。ダンサー・演出家の両面で今後の唯一無二の活動が注目される。
別冊付録
コンサート・ガイド & チケット・インフォメーション
●観どころ聴きどころ(戸部 亮&室田尚子)
●2024年7月号コンサート・ガイド 応募用紙(締切:6月6日必着)
【お詫びと訂正】
●本誌6月号P62、筆者名の欧文が「Fumiko Ichiyanagi」となっておりますが、正しくは「Fumiko Hitotsuyanagi」です。同記事P63の本文4段目11行目の「ショスタコーヴィチ協会を振ってきた」とあるのは、正しくは「ショスタコーヴィチを振ってきた」です。
以上、関係各位、読者の皆様にお詫びし、訂正いたします。
編集後記
青猫のトルソといえば坂本龍一のアルバム『スムーチー』に収録された小品だが、青ひげ公の城といえばバルトークの書いた唯一のオペラである。前者は原曲が電気ピアノとヴァイオリンとチェロのためのものなのに、自分はアコースティック・ピアノのソロ演奏でこの曲を初めて聴いた。原曲の「軽さ」にかなり驚いた。後者はクラシックの歌劇なのに、自分は寺山修司原作の魔術音楽劇としてこのタイトルを初めて知った。原作の「難解さ」にとても驚いた。が、第一印象というやつは拭いがたい。「人生は出会いで決まる」(M.ブーバー)(岩永)
春はどこにいったかのような初夏の暑さですが(4月末)、半月ほど前の4月14日、香川県の豊島に「島と海と音楽と」の取材に行ってきました。ここではまだ桜が満開で春爛漫、島中がピンクとグリーンに覆われている感じでした。豊島は隣の小豆島に二つある町の一つ、土庄町に属する島で、少し前に産廃問題で世界的に有名になりましたが、いまやアートの島として生まれ変わっています。かつて産廃や過疎に苦しんだこの島では、一つの解決策を見出したのかも知れません。豊島編は7月号と8月号の2号に分けて掲載予定です。(真田)
群青に胡粉の滝が流れ落ちる大徳寺聚光院の『滝』。千住博の滝の作品はそれまでに幾度も見ていたけれど、これは襖絵として空間と一体になっている分、より作品の個性が見えるような気がした。空間に対峙する鮮やかな青色は、確かにそこにある強さを感じさせた。複数のもののなかでどのように個性を発揮するか。馴染む美もあれば、違和感があるほどの強さが美になることもある。6 年間、本誌の仕事ではどちらの美により多く触れたか。そしてこの先は? (熊野)
像―― 目に映るもののかたち・姿から、どんなものを素敵と感じるのか、なにを選ぶのか、その感性、視点が“センス”なのだと感じます。6年間隣の席でご一緒した熊野さん(来月号から異動)は、何気ない日常、会話からセンスのよさが垣間見えました。さりげなく使っているもの、取り入れているものにときめきや思いが詰まっていて、仕事の内容以外にもたくさんの引き出しを持っている。豊かであるとはこういうことなんだと学び、その確かな目にいつも憧れていました。(掛川)
劇は、非日常。いま流行りのイマーシヴ(没入感)を体験することのできる魅力的なものだと思っています。劇場に足を運び、ライヴの臨場感を味わうのもよいですが、作品の余韻に浸るため劇中音楽を聴き、その場面を思い浮かべて楽しむこともしばしば。観劇中には気づくことができなかった音がたくさん聴こえてきて二度おいしいと感じています。春は花ばかり追いかけていて、なかなか観劇していなかったので、猛暑予測が出ている夏は涼しい室内で音楽三昧しようかな。(安野)
次号予告
雑誌 音楽の友
音楽の友 2024年7月号
6月18日発売
- 世界のオーケストラ情勢を知る 2024
- 別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- 特別定価
- 1,210円 (本体1,100円+税)
- 判型・頁数
- A4変
- 発行年月
- 2024年6月
- JANコード
- 4910021290747
- 商品コード
- 032407
上記リンクの他、書店、楽器店、他ネットショップにてご購入いただけます。
内容紹介
●特集
世界のオーケストラ情勢を知る 2024
●カラー
篠崎史紀「MAROの軌跡」
石渡美奈「島と海と音楽と」(豊島編①)
髙木竜馬のガイドで登る 名峰ブルックナー
清水和音「和音の本音」
他
●連載
下野竜也「人生棒に振る!?」
猪居亜美のGuitar's CROSS ROAD
池辺晋一郎「先人の影を踏みなおす」
他
●別冊付録
コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
※記事や付録のタイトル、内容は変わることがあります。ご了承ください。
バックナンバー
- 音楽の友 2024年5月号
- 特別定価1,210円 (本体1,100円+税)
-
追悼 マウリツィオ・ポリーニ ― 孤高のピアニズム
郷愁と革新――チェコ&ハンガリー 黄金の名曲たち
- A4変 / 発行:2024年4月 / JAN:4910021290549 / 商品コード:032405
- 音楽の友 2024年4月号
- 特別定価1,430円 (本体1,300円+税)
-
追悼 小澤征爾 Memorial Maestro SEIJI OZAWA
新シーズンまるわかり!
全国のホール& 劇場ガイド2024 - A4変 / 発行:2024年3月 / JAN:4910021290440 / 商品コード:032404
- 音楽の友 2024年3月号
- 定価1,100円 (本体1,000円+税)
-
初演200年記念 聴いて・知って・歌って味わう《第九》のこころ
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2024年2月 / JAN:4910021290341 / 商品コード:032403
- 音楽の友 2024年2月号
- 定価1,100円 (本体1,000円+税)
-
コンサート・ベストテン&ベスト・アーティスト 2023
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2024年1月 / JAN:4910021290242 / 商品コード:032402
- 音楽の友 2024年1月号
- 特別定価1,210円 (本体1,100円+税)
-
トレンド大予想! 日本のクラシック2024年/今年はじめよう Myオーケストラと過ごす
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年12月 / JAN:4910021290143 / 商品コード:032401
- 音楽の友 2023年12月号
- 特別定価1,540円 (本体1,400円+税)
-
バッハ&ヘンデルバロックの双璧を知る
特別付録:Music Calendar 2024―「ピアノ男子~躍進する日本人ピアニスト~」
- A4変 / 発行:2023年11月 / JAN:4910021291232 / 商品コード:032312
- 音楽の友 2023年11月号
- 定価1,100円 (本体1,000円+税)
-
来日直前 ベルリン・フィル「いま」を紐解く
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年10月 / JAN:4910021291133 / 商品コード:032311
- 音楽の友 2023年10月号
- 特別定価1,210円 (本体1,100円+税)
-
飯守泰次郎― その生涯と芸術
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年9月 / JAN:4910021291034 / 商品コード:032310
- 音楽の友 2023年9月号
- 定価1,100円 (本体1,000円+税)
-
ショパンと暮らす―自宅で愉しむ「ピアノの詩人」の世界/来日演奏家速報2024
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年8月 / JAN:4910021290938 / 商品コード:032309
- 音楽の友 2023年8月号
- 定価1,100円 (本体1,000円+税)
-
ジョン・ウィリアムズ考 ―ハリウッド音楽からひもとく「音の匠」
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年7月 / JAN:4910021290839 / 商品コード:032308
- 音楽の友 2023年7月号
- 特別定価1,210円 (本体1,100円+税)
-
家族みんなで CLASSIC!/全国夏秋の音楽祭ガイド2023
別冊付録:コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション
- A4変 / 発行:2023年6月 / JAN:4910021290730 / 商品コード:032307
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