核兵器廃絶に懸けた生涯で何を残せたのか-。核抑止論から抜け出せない世界と、米国の核の傘に依存する日本。長崎の平和運動を先導してきたリーダーの一人、川野浩一さん(80)=長崎県長与町=は、むなしさを抱えながら被爆から75年の日を迎えた。「何も成せていない。