ファン待望のプロ野球沖縄キャンプがいよいよ始まる。沖縄タイムス社は県出身元プロの新里紹也さん(47)、大野倫さん(46)、糸数敬作さん(35)を那覇市牧志のBaseBall&居酒屋「野球小僧」に集め、昨年に続き「プロ野球沖縄キャンプ2020 ほろ酔い夢ト~ク」を開いた。おいしいビールを飲みながら、昨季ペナントレース予想の答え合わせや今季予想、県出身8年ぶりの高校生ドラフト1位となった宮城大弥投手の可能性まで、話題は山川穂高の打球のように伸びまくり。司会の漢那邦洋さん(42)、タレントのよっしゃあ金城さん(33)も加わった県内オールスターの紙上トーク、ご覧あれ! =一部敬称略(運動部・磯野直)

ペナントレース予想やキャンプの見どころ、期待する県勢の話で盛り上がった「ほろ酔い夢ト~ク」。左から糸数敬作さん、大野倫さん、新里紹也さん、漢那邦洋さん、よっしゃあ金城さん=那覇市牧志のBaseBall&居酒屋「野球小僧」(下地広也撮影)

県勢OB 勝手に応援!ペナント大予想

座談会参加者

新里紹也さん しんざと・しょうや 1972年読谷村生まれ。沖縄水産高で90年、1番・三塁手で夏の甲子園準優勝。97年ダイエー(現ソフトバンク)入団。2002年に近鉄(現オリックス)で引退。アカデミー「89塾」を主宰しジュニア育成に取り組む中、昨年は中国の大連や上海からの観光客に合宿形式の野球教室を開いた。

大野倫さん おおの・りん 1973年うるま市生まれ。沖水高で90年夏の甲子園は5番・右翼手、91年は4番・投手で連続準優勝を経験。96年に巨人入団、2002年にダイエーで引退。昨年、NPO「野球未来.Ryukyu」を立ち上げ、県内の保育園や幼稚園、小学校を回り、野球を取り入れた体育の授業を指導している。

糸数敬作さん いとかず・けいさく 1984年沖縄市生まれ。中部商で2002年、夏の甲子園出場。亜大では東都大学リーグなどで優勝投手となり、07年に日本ハム入団し13年に引退。読谷村でダイビングショップ「Diving20」を営む傍ら、子ども対象だけでなく、お父さんのための野球教室も月1回開催し普及に尽力中。

漢那邦洋さん かんな・くにひろ 1977年那覇市首里生まれ。月~金曜日の午後2時、RBCiラジオ「スポーツフォーカル」、火曜日午後9時、FMぎのわん「ギノガルフ」のパーソナリティー。ツイッターのアカウントは@kannakunihiro

よっしゃあ金城さん よっしゃあ・きんじょう 1986年那覇市生まれ。本名は金城諒でタレント。イベント会社「アスリード」代表、「プロ野球沖縄県人会」の運営事務局長も務める。

昨季パ・リーグ予想全滅…言いワケは?

新里紹也さん
新里紹也さん

漢那邦洋 昨季ペナントレース予想で、セ・リーグは全員が巨人で正解でした。でもパ・リーグはソフトバンクと全員が予想し、そろって外しましたね(ニヤリ)。さあみなさん、言い訳からどうぞ! 

新里紹也 打の軸である柳田悠岐の長期の負傷離脱が大きかったよ。 

糸数敬作 投手も千賀滉大や高橋礼は素晴らしかったが、東浜巨や武田翔太らの不調が響いた。優勝した西武も投手陣はそろっていなかったが首位打者、本塁打王、リードオフマンと圧倒的な打撃で打ち勝った。 

大野倫さん
大野倫さん

大野倫 序盤から負傷者、離脱者が多かったソフトだけど、途中からCSや日本シリーズのポストシーズンを見据えた戦い方に切り替えたよね。最後に多くの主力級が戻ってきて、ポストシーズン10連勝は本当にすごいことですよ。 

漢那 みなさん、評論家ぶっていろいろ言いますが外れは外れ。罰ゲームとして沖縄タイムス特製の青汁を飲んでもらいます。代表はセ・パともに予想を外したよっしゃあ金城!

よっしゃあ金城 これは何ですか 久茂地川の水ですか あぁー! 

一同 (無言で見守る) 

漢那 それでは引き続き今季の予想を。まずはセ・リーグから!