全焼した正殿で実況見分する消防職員と焼け残った龍柱2体。ネットで「奇跡の龍柱」と話題になっている=2日、那覇市首里当蔵町・首里城内
全焼した正殿で実況見分する消防職員と焼け残った龍柱2体。ネットで「奇跡の龍柱」と話題になっている=2日、那覇市首里当蔵町・首里城内
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首里城の龍柱 猛火のひび割れに耐えた SNSで「奇跡」「希望」 美術工芸品は全焼免れる

2019年11月3日 8:00有料
社会・くらし

 首里城火災で2日、城内2カ所の収蔵庫内にあった琉球王国時代の美術工芸品など1075点が全焼を免れたことが分かった。収蔵品の所有者で、城を管理する沖縄美ら島財団(花城良廣理事長)などが明らかにした。那覇署対策本部は1日に続き、80人態勢で実況見分を行った。

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首里城が焼失して3年。あの時、沖縄タイムスで事件・事故を取材する社会部の警察担当記者(通称・サツ担)2人は沖縄のシンボル焼失を目の当たりにした。泣き崩れる住民、消火活動に奔走する消防隊員、原因究明に尽力する捜査員―。当時の取材メモを読み直し、写真とともにあの日を振り返る。

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