西原町幸地の住宅街に、比嘉育哉教士七段(45)の道場はある。60歳の若さで他界した父で師でもある比嘉清吉氏から道場を受け継いで10年になる。幼い頃は父と一緒に空手をできることがうれしかったという。  父の師、宮平勝哉氏の教えに忠実に、信念を持って生徒に向き合う清吉氏は情熱的だった。