名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局が2017年に護岸工事に着手してから25日で7年となった。辺野古側海域の埋め立てはほぼ完了。軟弱地盤の改良が必要な大浦湾側の工事は1月に始まり、埋め立て土砂投入に向けた準備が進む。新基地阻止を掲げる県は「切り札」だった設計変更申請の不承認を巡る訴訟で敗訴し、手詰まりの状態だ。(政経部・嘉良謙太朗)

 防衛局は1月10日、軟弱地盤が広がる大浦湾側の工事を開始した。埋め立て工事に向け...