沖縄県名護市大北から宜野座村松田へ移転した県立農業大学校の新校舎が16日、開校した。農家が減少傾向にある中、次世代の農業経営者の育成を目指す。新たなカリキュラム「農業生産工程管理(GAP)演習」では環境に負荷をかけない農法や、労務や安全管理を学ぶことで、効率的な農業経営につながるとみている。農業への関心を高め、農業従事者の増加を狙う。(政経部・金城紅映)

 2024年度の入学者数は本科19人、短期養成科12人の計31人。定員計40人の目標を下回る結果となった。少子化などを要因に学生数が減少している。

 同校は、高校卒業後の進路に農業大学校を選んでもらえるよう、カリキュラムを更新するなどして新たな農業像を打ち出す。...