次期衆院選沖縄4区の候補者選考を巡り、玉城デニー知事を支える政治勢力「オール沖縄」の政党や政治団体の代表者らは5日、那覇市内で会合を開き、れいわ新選組が選考委員会に参加する条件に挙げた「意思決定を全会一致とする」などには応じない方針を決めた。れいわ側は選考委と別に候補者擁立を決めており、事実上の分裂選挙となる可能性が高まった。2014年の「オール沖縄」誕生以降、連携関係にあった政党間の分裂選挙は初めてとなる。(政経部・又吉俊充)

 「オール沖縄」は17日に、1回目の選考委員会を実施する。非公開の会合後、社民、社大、立民、共産、政治団体「新しい風・にぬふぁぶし」、無所属の代表者6氏が会見を開き、確認事項を公表した。

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