沖縄県西原町与那城の金城辰美さん(73)が、自宅そばの畑で、1メートル近くまで育てたヘチマが、周囲の住民の目を楽しませている。金城さんは「ヘチマに愛情を込めているよ」と胸を張る。

 金城さんはレタス、からし菜、トマトなど十数種類の野菜作りに取り組み、ヘチマは2年前に友人から種を分けてもらって植えた。

 昨年から数本の実がなるようになった。夏には食べられたが、時季外れの1月に実ったヘチマは固くて食べられないという。今はどんどん伸びるヘチマを見て楽しんでいる。

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 長さ約1メートルのヘチマは、昔はよく見られ、地域によっては「ハブナーベーラー」と呼ばれていたという。

 カボチャに似た形のヘチマもあり、種を取って、欲しい人に譲っている。

 金城さんは「ハルサー(農家)は雑草との勝負。野菜は有機肥料を使って無農薬で育てているからおいしい。子どもや孫たち、友人に分けているよ」と笑顔で話していた。(玉那覇隆子通信員)

(写図説明)丹精込めて1メートル近くまで育てたヘチマを手にする金城辰美さん=5日、西原町与那城